●『後悔しない時間の使い方』(ティボ・ムリス, 弓場隆 著)より
実際、長時間労働はたいてい成果につながらない。
スタンフォード大学の経済学者ジョン・ペンカベル教授の研究によれば、従業員が週に50時間以上働くと生産性は大幅に低下し、55時間以上働くとさらに低下する。
さらに興味深いことに、週に70時間働いても、そのうちの15時間はほとんど何も生産していない。
もちろん、ときには長時間労働をする必要があるかもしれないが、それが習慣化しないように気をつけるべきだ。
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イギリスのバウチャークラウドが2017年におこなった研究によると、平均的なオフィスワーカーは毎日わずか2時間53分(オフィスで過ごす時間の約3分の1)しか生産的な仕事をしていない。
しかもこれは世界中のオフィスワーカーに当てはまる可能性が高い。
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【コメント】
「生産的な仕事」って何? という話しになると思うのです。
そうじゃない仕事は具体的にどういうやつで、それは本当に誰にも役に立っていないのか? ワークフローの中から外しても問題ないのか?
研究者が果たして、自分の専門でもない仕事に対して、本当に「生産的な仕事」を取捨選択できているのでしょうか?
例えばなのですが、役員室に置いてある観葉植物の植木鉢。
誰も水を与えなかったら枯れてしまいますよね?
外部の方が役員と面会する際、枯れた植物に気づいたらどうなるんでしょうね。
多分、これは研究者から見たら「生産的な仕事」ではないですよね。
その研究者は毎日100発100中で大発明しているのでしょうか?
多くの実験は、ひとつひとつは他者から見れば、生産的じゃないし、失敗にも見えますよ。
そして人間は、ロボットではない。
例えば長期の夏季休暇明け。
果たしていつものようなパフォーマンスで仕事を出来ますか?
長時間労働を良くないのは正しい。
けれど、その長時間労働を強制させる環境と人がいるのが原因。
そして、そういう状態の会社は、研究者の研究対象にはならない。
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