●『仕事も人生もうまくいく整える力――禅が教えてくれる98の養生訓 (知的生きかた文庫)』(枡野 俊明 著)より
一休禅師は八七歳で亡くなる直前、弟子たちに「この先、どうしても困ったことがあったら、この手紙を開けなさい」といって、一通の手紙を遺されました。
その数年後、弟子たちが本当に困って、その手紙を開けてみるとこう書かれていました。
「心配するな、大丈夫、なんとかなる」
――弟子たちは拍子抜けして、笑ってしまったことでしょう。
それこそが一休禅師の究極の教え。
難しい局面を前に、心配で心が乱れたら、「大丈夫」「なんとかなるさ」と笑い飛ばせばいいのです。
心配無用、実際に、たいていのことはなんとかなります。
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【コメント】
不安になると、どんどんそれが積み重なっていきます。
そのせいで肝心の「行動」ができなくなります。
「大抵のことはなんとかなる」・・・実際にそうなんですが、渦中にいるとそう思えないのですよね。
年齢を重ねると、「バランス」が崩れがち。
不安を不安のままにしない為には、なるべく早く行動に移すことではないでしょうか。
頭の中で考えているだけでは、なにも進展はないですからね。
それでも不安が押し寄せてきたら、全く別のことに集中する。
身近なところでは、一生懸命に掃除をするとかでしょうか。
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