●『図で考える人は仕事ができる (ディスカヴァーebook選書)』(久恒啓一 著)
◇相手の話も図解で聞こう
人との会話や会議中の他の人の発言を聞く場合にも、図解を意識して聞いてみましょう。
人が話す内容には重複やあいまいな部分が多く、大事なポイントは一〇個以下なのが普通でしょう。
だから話のキーワードをつかみ、そのいくつかのキーワード間の関係を考えながら聞いていけばいいのです。
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このような聞き方だと、「言葉のはしばしまで覚えておかなければ」といったストレスを感じなくてすむはずです。
会話をしているときも、相手の話をその場でさっと図解して、「こうなっていますよね」と確認してみましょう。
すると「そうそう、これでいいんです」あるいは「ここが違う」となって、会話の生産性は大いに上がるでしょう。
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講演を聞くときに、必死で全部の言葉を個条書き式にメモっている勤勉な人をよく見かけますが、この方法は努力のわりに報われないやり方です。
講演が終わったあと、メモをもとに内容を理解しようとしても、大事なポイントはよく把握できていないと思います。
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「さっきのキーワードとこのキーワードはどのような関係になっているのか」
「講演全体で言おうとしていることの構造はどうなっているのか」
などと、自分で考えながら手を使って図解をしながら聞くのがよいでしょう。
そのほうが、話も余裕を持って聞くことができ、聞き終わったときにも大事な点を理解していることが多いはずです。
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キーワード同士がつながらなかったりすることに気がつけば、それこそが質問すべき点ということになります。
講演者からも「いい質問ですね」と褒められるでしょう。
仕事の相談をしているときなどは、話している本人も自分で内容がよくわかっていないことが多いものです。
そんな場合、あなたの描いた図解を見せると、説明をした当の本人があらためて納得したり、あなたに感謝の意を表してくれることも多くなるでしょう。
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【コメント】
会議や打合せ、講演会やインタビュー。
いたるところでメモをしますよね。
確かに私も昔は、全部を書き取ろうとしていました。
そうやっても、結局は次への行動につながらない、非生産的なものでした。
なぜなら、書くことに一生懸命になり、考えることをしていなかったからです。
最近は全てをメモすることはしていません。
そういう部分に関しては、音声を録音した上でChatGPT4oの有料技術にて、文字起こしと要約をしてくれるモノを導入しました。
だから、そういう労力にリソースを割く必要が無くなりました。
(そういう便利で最先端な技術には、ケチらずにどんどん投資しています)
その分、重要なキーワードや、次の行動へ繋げることを考えることにリソースを振ることができました。
おかげで、議事進行もだいぶスムーズになりました。
その際、「図で考える」というのは、とても便利だと気づきました。
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