2024年12月03日

一日一日を大切に経験する日とする

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●『生きるのがラクになる「心の洗い方」―――ゆっくり、じっくり――禅が教える「生活の知恵」 三笠書房』(枡野 俊明 著)より


順境では生きる自信が得られるかもしれないし、逆境で不屈の忍耐力が培われるかもしれない。
どれひとつとってもかけがえのない経験です。  


禅語の「日日是好日」は、すべてがよい日という意味ではありません。


どんな日も大切な一日であり、その日にしかできない経験を通して、生きる力を与えてくれる、ということです。


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一つひとつの経験を蔑ろにせず、めいっぱいそこに心身を注ぎ込む姿勢は必要です。


「冷暖自知」という禅語は、水の冷たさも温かさも、実際に自分で飲んでみなければわからないという意味。


頭で推しはかったり、思い巡らせたりするのではなく、体感することの大切さを表します。  


火事場の馬鹿力の源は、何といっても経験です。


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【コメント】


この数年、ずっと毎日を慌ただしく、濃縮したような日々を過ごしています。
無駄な日というのは無かったように思います。


いつ自分が病や事故で倒れるかもしれない。
普通の暮らしができなくなるかもしれない。
年齢を重ね、漠然とですがそう思うようになりました。


そういう未来への不安は、なかなか消えません。
だからこそ、「今」という瞬間に集中し、日々を濃縮して生きています。


自分で判断し行動する。
その判断が正しいのか、その行動に誤りがあるのかは、その時によって異なります。
残念ながら完璧ではありません。
しかし少なくとも、事態は進展していきますよ。

Posted by kanzaki at 2024年12月03日 07:04