●メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(著:細谷 功)より
本書のテーマは「メタ思考」です。
メタという言葉はあまり 馴染みのない言葉かもしれません。
文字通りの意味は、あるものを一つ上の視点から客観的に見てみるということです。
このように自分自身を「幽体離脱して上から見る」ことは「メタ認知」と呼ばれ、視野を広げて自分を客観視するために必須の姿勢であると言われています。
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「知の知」を実践しよう
ソクラテスは古代ギリシャの時代に「無知の知」という概念を唱えたと言われています。
気づきの難しさと同様に、「気づいていない人」の最大の問題点は、「気づいていないことに気づいていない」という「無知の 無知」状態だからです。
無知の知を実践するための一つの方法は、何か理解できないことや自分の価値観と反する事象に遭遇した際には、「相手がおかしい」と思うのではなく「何か自分の理解できない世界がある」と思ってみることです。
「相手を変えようとする」か「自分を変えようとする」かの違いとも言えます。
当然、「無知の無知」を意識している人というのは、こういう場面で自分の無知の部分に気づくきっかけを得るのです。
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問題解決におけるメタ思考とは、いきなり問題を解き始めるのではなく、まず「問題そのものについて」考えることを意味するのです。
問題そのものを上から見てみるというイメージがわかりやすいでしょうか。
与えられた問題を疑わずに「それありき」と考えてアクションを起こし始めるか、「そもそもこの問題でよいのか?」と疑ってかかるかの違いということです。
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【コメント】
一つ上の視点から観る。
これを知っていると、ある意味、人生観が変わるように思います。
人間、切羽詰まって追い込まれていると視野げ狭くなります。
不安との戦いになります。
しかし、当の本人にとっては死活問題でも、他者から見たらそうでもない事なんてザラです。
視点を変えて問題を改めて観る。
乗り越える打開策になると思いますよ。
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