2025年03月13日

「ファーストチェスの法則」 〜30 分でも5秒でも決めた結論の実行結果はほとんど同じ

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●アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術(著:内田 和成)より


考えに考えを重ねて選択したものと直感で選択したものの成功確率は、どれくらい違うのでしょうか。  


驚くかもしれませんが、実はほとんど同じなのです。


「ファーストチェスの法則」 というものがあります。


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人が 30 分考え抜いた挙句に出した結論でも、5秒で決めた結論でも、実行結果はほとんど変わらないという法則です。


「下手の考え休むに似たり」ということわざがあるように、時間をかけて考え、迷い続けるのは休んでいるのと同じ。
すばやく選択したほうが時間の節約につながり、メリットが多いのです。

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案件に関する意思決定はせずに、「もう少し、リサーチしようか」と言って決定するのを先送りすることがあります(これも1つの意思決定ですが)。ダメな会議の典型です。  
そんな会議をなくすためには、会議の現場でも、ファーストチェスの法則に従えばいいのです。

参加者が、それぞれ5秒で自分なりの結論を出す。
それぞれの結論を比較吟味し、どの結論が妥当か、5秒で判断する。その判断がまちまちであれば、どの判断を選択するか、意思決定者が5秒で決断する。  


こういう会議にすれば、スピーディーな意思決定ができるはずです。


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【コメント】


なんとなく肌感で分かります。
決めることに時間を取らず、さっさと実行して物事を動かす方が有効です。


誰も意思決定しないような不毛な会議が嫌いです。


この会議が終わったあと、各人がどのような行動をすれば良いか、明確な会議が好ましいです。


だから私は、参加者にどんどん「この会議が終わったあとの行動」を確認、宣言させます。
動かない人を無くすためです。

Posted by kanzaki at 2025年03月13日 06:59