普段、映画を見に行くことの無い私が、この夏はいろいろと行きました。
全部で4本。
「ターミネーター3」「HERO」「踊る大走査線2」「座頭市」。
私が実際に見て、良かったなあと思った順は、
「座頭市」>「踊る大走査線2」>「ターミネーター3」>「HERO」
です。
というか、洋画はさっぱり面白くありませんでした。
ちなみに「マトリックス2」は、前作の大ファンだった弟が、凄くつまらないと言っていたので、お金と時間が勿体ないのでやめました。
今日はまず、ターミネーターから書こうかと思います。
ターミネーターは、前作がとても大好きでして、あの戦うお母さん、超美形の少年、悪役から一転して正義の味方になったシュワちゃんらが、とても魅力的だったのものです。
複線を張り巡らして、それが後で彼らの行動・言葉に影響しており、こういう謎解きでない複線って大好き。
最後に溶鉱炉の中へ沈む際、親指を立てられた日にゃ、目頭が熱くなったモノです。
レーザーディスクも買ったなあ(遠い目・・・)。
それの続編ですから、期待しない訳にはいきません。
上映開始して「ターミネーター3」という日本語のタイトルが出た後、翻訳の人の名前が表示されました。
「あっ、戸田奈津子じゃない・・・」
翻訳の人が戸田奈津子さんじゃない時は大抵、つまらない映画の確率が高い気がします。
聞いたことの無い翻訳の人だったので不安になったのですが、それが現実となりました。
新しい女ターミネーターは、松浦亜弥さんみたいな容姿でかわいいけれど、前作の敵とあまり違いがありませんね。
とにかく強いというだけ。
せっかく女性という設定ならば、それを活かして知的な攻撃をしてくれれば、少しは「おっ!」とか思ったのですが残念です。
最初の方の、道路上でのアクションにお金がかかって迫力があるけれど、それ以降のものは、大した事がありませんでした。
シュワちゃん以外の俳優もあまり魅力を感じません。
あの美少年が、何であんなかっこ悪くて、ただのシャブ中になるんだよ・・・。
今回のヒロインは奇麗でもなければ、魅力的な設定、行動もありません。
ラストも、確かにこういうのも「アリ」なのでしょうし、どう考えても続編を作りたいが為の終わり方なのですが、今ひとつ、心にグッとくるものがありません。
あのラストだと結局、「どんなに努力しても、歴史の流れに人は逆らえない・・・」という悲劇です。
前作は、地球規模の危機をたった三人で解決しようという大胆かつ、熱い展開だったのに。
もし、シュワちゃんが州知事になったら、今後は映画に出るのかな?
スタッフは、シュワちゃん抜きでも出来ると言っているようですが。
多分、私は見に行かないと思います。
なんだか、「ロボコップ」に感動して、その続編「ロボコップ2」で落胆し、「ロボコップ3」で怒りを感じたのに似た気持ちでした。
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