2003年05月12日

横浜へ行ってきました

先週土曜日、横浜へ行ってきました。
知人の結婚式へ出席するためです。

挙式は午後2時からなので、新幹線を使えばさして時間のかかるものではありません。
しかし、新幹線の往復、横浜までの往復の切符代を合計するとそれなりの金額になってしまいます。
そこで、週末二日間、JR東日本のエリア内が乗り放題になる切符を購入しました。16,000円。
しかしお得が故に制限もあり、始発の新潟駅から新幹線に乗る際は、朝6時代に出などという、普段だったら考えられない時間に起きて身支度をして駅へ向かいました。
今回、私たちは新郎の友人(新潟側の)として4人で出掛けました。
私は遠出なんてしたのは本当に久しぶりでして、それが故にやけにハイテンションになり、電車内では喋りっぱなしでした。
おかげで東京までの2時間なんて、あっという間でしたよ。
東京に着いたのが9時。
挙式まで、気が遠くなるほど時間が余っています。
そこで、横浜に着いてから挙式の場所を確認した後、観光をすることになりました。
場所は横浜の元町。
少し歩くと、山下公園へ出ます。
ここは港に面した公園なのですが、同じ港街の新潟と違い、センスが良いですねえ。
都心ですから当然、巨大なビル群が軒を連ねているのですが、この公園にはそういう都会の窮屈さが無く、とても自然と人が調和された場所でした。
公園には、観光用のフェリー、船バス等が何隻か停泊していました。
街の中を歩いて観光をするのは大変ですし、見晴らしの良い海からの眺めも素敵だろうという事で、フェリーに乗りました。
大人1人1,400円。
1時間かけて、この港湾内を観光することになりました。
いやー、さすが都会。
巨大な橋、そびえ立つビルの何と素晴らしいことか!
当日は快晴でして、フェリーの一番上の3階ラウンジから飲み物を片手に眺めるこの時間が、とても優雅なものに感じられました。
横浜ランドマークタワー(296m)をはじめとする巨大ビル群は、単なる長方体の立体物では無く、上に向かってRを描いていたり、扇形になっていたりと、美術品のような感じでした。
そんなすごい造形物なのに、ちゃんとビルとしての機能も持ち合わせ、中で人が仕事をしているのですから感心しちゃいます。
横浜ベイブリッジって言うんですか?一枚の長〜い板をそのまんま橋にしちゃいましたっていう感じのあの橋も見事な造形ですね。
なんか当日は道が混んでいて、橋の上を走る車もノロノロ運転でした。
あの橋って、風が吹けば揺れるんでしょうから、その上にいる人達って、一体どうなっているんだろうかと、いろいろと想像しちゃいました。
休日だったせいか、防波堤で釣りをしている人達がたくさん見えました。
こんな素敵な場所で釣りをしていたら、たとえその日がボウズだったとしても、何か許せちゃう気分です。
もうね、釣りをしている姿を見ていたら、釣り竿を持ってフェリーの後ろの方からトローリングでもしてやろうか!みたいな気分になりました。
そんな観光も1時間で終了。
街の中から街を見るのでなく、一回り大きな視野から街を探索するというのは、とても素敵なイベントだと思いました。
一つ心残りなのは、カメラを持ってこなかったので、その素敵な光景を写真に残せなかったことですね。
公園に戻ってみると、お昼近くになったせいか、先ほどよりもたくさんの人達がいました。
見ていて思ったんですが、小さい子からご老人まで、誰を見ても身だしなみのセンスが良いですねぇ。
写真で見るハイソな光景が、写真の枠を抜け出して動いているという感じです。
何か、ビルの一階にあるマクドナルドやデニーズすら、とても高級なお店に見えてきましたよ。
街が人のセンスを磨くのか、そういう人達が街を造っているのか分かりませんが、私もここに住んだら、少しはダササも抜けるのかしら?
その後、昼食をとろうという事になりまして、横浜中華街へ出向きました。
中国のSARSによってイメージがダウンしており、お客が減っているなんて事を聞いていたのですが、十分に人が多いっす!
いやー、道は中華料理屋のオンパレードですね。
店先で中華まんを販売していたり、ガラス越しに豚か何かの肉を吊るしていました。
店員さんの呼び込みの声を聞いたり、お店を覗いて見ると「食とは戦いなり!」みたいな勢いを感じてしまいます。
こんな凄い世界が、海を一つ渡った所にあるかと思うと、日本は勝てないわと思います。
チャイナドレスのお店なんかもありましたよ。
売っているドレスを見ていると、どうも想像する事がエロモード全開になってしまいます(汗)
店の中からチャイナドレスを着た奇麗な店員さんが「いらっしゃいませ」と現われた時には、恥ずかしさもあって逃げてしまいました。
午後から披露宴ですから、後でしこたま食べるわけですし、腹持ちのする物を食べるのはさすがに遠慮したいところですので、軽くラーメンを食べることにしました。
新潟もラーメン王国でありますので、こういう場所の本格的なモノに興味があります。
どこもかしこも中華料理屋ですと、入るお店も迷ってしまいますよねぇ。
歩いていますと店の前に、どこぞの雑誌で一位に輝いたと宣伝しているお店を発見。
メニューも貼ってあったので、お値段をあらかじめ知ることが出来るのも安心感を感じさせます。
そんな訳でこのお店へ突入。
店内は、「ザ☆中華!」と言わんばかりです。
赤い壁に金色の装飾。
店員の女性達はどうやら全て中国人(チャイナ服で武装)。
うーむ、こりゃきっと厨房では、カンフー使いの達人が、ヌンチャク型の包丁を振り回して具材を切っているに違いない(ミスター味っ子の見すぎ)。
各々、いろんなラーメンを注文したのですが、基本的にはショウユ味のスープ、乗っている具はほうれん草。その他に注文したラーメンによって違ったお肉が乗っています。
私が注文したのは何と言う名前か忘れたけれど、カレー味の唐揚げみたいなモノが乗っていました。
この肉とビールだけで充分かも。
麺は、何と言うか多少粉っぽい、良く言えば素朴な感じ。
ツルツルとした日本の麺と違い、ボソボソしています。
スープも、やはり何か違う。
ちょっとクセがありますね(嫌いじゃない)。
これが本場の味なのかあと思いながらいただきました。
注文してからラーメンが出てくるまで、かなり時間がかかりました。
そう言えば途中、地震が起きまして、店内が揺れたのには皆で驚きましたよ。
やはり関東は地震が多いのかなあ。
私たちが座った席は、厨房・カウンターのすぐそばだったのですが、女性の店員さん達が、大きな声を出して中国語で話していました。
内容は良く分からないけれど、どうも仕事の話しのように感じなかったなあ。
後、厨房を見ますと、ウーロン茶はサントリーでした(泣)
おいおい、本場モノのお店で出すウーロン茶が日本製かいと、大きなツッコミを入れたいところでした。
そんなこんなで、横浜の観光を終えたのでした。
何だか朝イチで出発し、見るもの全てが初物づくしでしたので、疲れちゃいました。
満足な気分で帰宅・・・って、そういえば、これから結婚式に出席するんでした(お

横浜観光で全力を尽くしてしまい、挙式の始まる迄の時間、疲れて椅子に座りながら寝てしまいました。
目が覚めると、とても重く辛い身体・・・。
うー、調子が悪いです。

けれど以前、一緒に泊りがけでスキー旅行へ出掛けた東京勢の方達と久しぶりにお会いすることも出来て良かったですよ。
来シーズンも行くことを約束できて嬉しかったり。

式の最中、カメラで挙式の模様を撮影していたのですが、私以外は皆さん、デジカメか高級な銀塩カメラでした。
私は980円で39枚撮影できる使い捨てカメラ(泣)。
滅多に撮影とかしない人なので、高いカメラを買う程でも無いのですが、あの時はちょっと恥ずかしかったなあ。
だって、静かな場面でも撮影する際、シャッターを押した後、手動でフィルムを巻かなくてはいけなく、安っぽいギアの「ギッ、ギッ、ギッ」という音を響かせるのが何とも・・・。

披露宴は、元町異人館でした。
レストランでのこういう、とても気軽でお洒落な形式は初めてでした。
礼服なんてそんな、ものものしい服は着ません。
男は、それこそ会社に着ていくようなスーツ(勿論、多少はおめかししますが)。
暖かい日差しがガラス越しに店内に入ってきて、和やかな雰囲気で時間を過ごしていると、「ああ、来て良かったなあ」と思いました。
普段住んでいる新潟でさえ、こんなに外出先でのんびりすることなんて滅多にありませんもの。

新郎新婦は、スキーが縁でご結婚されました。
それぐらいスキー大好き人間。
来られた方々も、スキーが大好きを通り越し、プロの人や、都内の同好会主催者など、そうそうたる人達でした。
普段、お勤めしている会社も、そりゃもう超一流企業の方ばかり。
けれどそういう方達って、かえって物腰が柔らかいんですよねえ。
優しい性格で笑顔を絶やさない人ばかり。
そういう素敵な方達が祝福してくれるのは、やはり新郎新婦の人徳が高いからなのでしょう。
私もこうありたいものだと思います。

2次会は、東京の五反田へ移動。
電車で移動している際、ちょうど横浜スタジアムへ観戦しに行くファンの大群が入ってきて、私は電車の壁に押されて、とても痛い思いをしました。
うーむ、都会での電車通勤は、毎日こんな感じなんでしょうかねぇ。
とても私には無理です。

2次会は、帰りの新幹線の時間の都合もあり、30分程度でおいとましました。
そして新幹線で一路、新潟へ。
さすがに疲れ果てた私達一行は、周りの景色に目もくれず、ひたすら睡眠をとっての乗車でした。

久々に遠出をしたせいか、しょっぱなで気合が入りすぎて、後半はガタガタでした。
これが旅慣れると、ペース配分とか分かってくるのでしょうね。
また近々、旅にでも出掛けようとしますか。

Posted by kanzaki at 2003年05月12日 18:38
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