神崎のナナメ読み

「クリエ」CLIE PEG-TH55予約しました

ソニーより、いよいよ新しいCLIEが登場しました。
シンプルな手帳感覚の本体に、カメラや音楽＆映像再生機能を付加したCLIE PEG-T37。
そしてその上の、ワイドハイレゾ液晶＆無線LAN機能までも搭載したCLIE PEG-TH55。
私の使用しているPalm m105のキャパシタは駄目になり、電池交換の度にデータが吹っ飛ぶようになりました。
そのお陰で、先週、一日半分のデータを消失してしまいました。
すっかり、Palmでスケジュール管理するのが日常化し、仕事もこれ無しではやっていけなくなった今、たった一日半のデータと言えども、消えてしまったのは痛かったです。
そんな訳で、先月ぐらいから買い換えを考えていました。
丁度、新型クリエが発売されるという情報がネット上を賑わし始めた頃ですね。
ただし、ちょっと悩んだりもしました。
新ＯＳ　Palm OS6の存在です。
かなり魅力的な機能を最初から装備しているんですよね。
例えば、画面を縦・横自由に切り替えたり、メモ帳の一件あたりの容量が無制限になったり。
でも、商品として日本でいつ発売されるかは不明です。
春に出るらしい有機ディスプレイモデルに搭載されるとしたら、すさまじく高価になりそう。
基本的にPDAに５万円以上はつぎ込みたくありません。
まあPDAは、ノートPCに比べたら価格も安いですし、本気で欲しいと思えばまた買えばいいですしね。
そこで今回、発表になった新機種を買おうということになりました。
さて、どっちの機種を買おうかと、いろいろと性能を比較してみました。
シンプルリッチという感じのCLIE PEG-T37は、人に勧めたい端末ですね。
携帯電話ですら、カメラ等が標準搭載されているのが当たり前になった今、スケジュール管理中心のPDAにも、カメラや音楽再生みたいな遊び心が追加されたものは良いと思います（購入意欲がそそられるし）。
見た感じも、青やオレンジ等のポップなものがあり、マニアックな感じがしないのも好感がもてます。
でも確か、海外で情報がリークされた時って、PEG-T37には、無線LAN機能も搭載されていると書かれていたような・・・。
もし、日本発売バージョンにも無線LAN機能が載っていたら買っていたと思います。
今使っているPalm m105でも、充分に役に立つのですが、新しいものを買うならば、今の機能にプラスアルファで新機能が欲しいものです。
私が一番欲しかったのは、無線LAN機能でした。
外出先でairH"や@FREED等のコンパクトフラッシュ型PHSを使ってまでインターネットに接続しなくてはいけないというシチュエーションは、今の私にはありません。
せいぜい、携帯電話でアクセスして、メールのチェック、２ちゃんねるを軽く見る程度ですか。
私の自宅は、無線LAN環境となっています。
ノートＰＣでインターネットをする際、やはり無線LANは便利です。
しかし、液晶の明るさを最大にしてインターネットした場合、内蔵のバッテリーを使った場合、約１時間しかもちません（普段はバッテリーを外し、ＡＣアダプターで動かしています）。
また、ちょこっとインターネットをして調べ物をしたいと思っても、Windowsを立ち上げてブラウズするまで、何分もかかります。
PDAだと、ボタン一発ですぐに起動できますし、手のひらサイズなのは便利ですよね。
それでインターネットできれば、自宅内とか場所が限定されても、かなり有効性が高いように思いました。
CLIE PEG-TH55は、UX50に続き、無線LAN内蔵端末です。
しかもキーボード無しの縦型ストレート端末という私の望む形。
これだけで私にとっては、「買い」でした。
更に、自宅のデスクトップマシンがVAIOです。
テレビ録画システム「GigaPocket」を内蔵していまして、これで録画したものをこのCLIEで再生する事が出来ます。
果たして、手のひら端末で動画を見ることに、どれぐらい有効性があるか不明ではありますが、せっかくそういうのが出来る環境にあるならば、PDAも対応したものが欲しいですよね。
そんな訳で、今までの機能のほかに、無線LANと動画再生という二つの新しい事が出来るCLIE PEG-TH55を購入することにしました。
どうやら、CLIE PEG-TH55は、そういうエンタメ系な機能の他に、スケジュール管理関係も機能強化されているようです。
予定表の画面に、写真や手書きメモ、音声データをドラッグ＆ドロップで貼り付けることができるそうです。
PIMに関しては、大昔の端末も現行端末もさして変化の無かったPalmですが、ここにきて大きな変化ですね。
既存のユーザーだと、これがどれぐらい有効性があるのか悩むと思います。
かえって、紙の手帳を酷使してきた人の方が、この機能を使いきれるような気がします。
更に「便利情報」と呼ばれる、紙の手帳のリフィルのようなものが搭載されました。
今まで私は、PDAに入れておきたい便利なテキストデータ・・・・・例えば、和暦変換、会社の各支店の住所電話一覧みたいなものは、DOC化するか、エクセルファイルとして入れてありました。
今、Palmの中を見てみましたら、西洋料理を食べる際のテーブルマナーや、エクセルを使う際に便利なＴｉｐ集なんてものが入っていましたよ。
便利情報って、テキストに絵をプラスしたデータベースだと思えばいいんでしょうかね？
ソニースタイルから、一つあたり１００円程度でダウンロードできるそうですが、ユーザーが自分でリフィルを自作できると便利ですね。
そうすれば、ネット上にアップしあってお互い必要なデータを使う事ができますものね。
企業の作るものは、お堅い内容・無難な内容（エリアマップやカロリー換算表等）・・・・悪くは無いけれど、それだけでもツマラナイ。
例えば、ウルトラマンの各エピソードのタイトル、放送日、出演者、あらすじ等を画像と一緒に一覧化したものとか、そんなマニアックなものがあってもいいと思います。
PIM関係が強化されたのはいいけれど、この端末を使い始めると、何かの事情で昔の端末へデータを移さなければならなくなった時、全てを引き継げる訳じゃないから、不安材料にもなるかもしれませんね。
まあ気にしてもしょうがないですが。

そんな訳で、PDA工房というオンラインショップで予約しました。
発売日14日に手元に届く予定です。
色は黒にしました。
限定販売の赤は、「３倍速いのキター！！」って感じで気になったのですが、写真を見ると、真紅のボディを期待していたのに、なんだか「小豆色」みたいな感じで萎えたのでやめました。
ソニー信者の私が、何故かソニースタイルを今回利用しなかったのは、ソニースタイルよりPDA工房の方が無料特典が多いのもそうなのですが、クイズやゲームをクリアすると値引きされるというものがあったからです。
同じものを同じ場所で買うのに、人によって金額が変わるというのが、ちょっと気に入りませんでした（忙しいのに、そんな事やっている暇はないです）。
それと、ソニスタに特集されていた「アナ V.S. デジ 20の葛藤」が非常に痛い文章なのも嫌になった理由です。
なんちゃってハードボイルド小説みたいなものが書かれていて、「こんなPDAを使いこなせる俺って、カッコイイだろ？」と勘違い野郎な印象。
とても、アイタタタタタ・・・・・でして、そのPDAを買おうとしている自分の気分が憂鬱になりそうでした。

来週土曜日は、私は会社がお休みです。
納品されたら、最速で体験レポートを書きますので、ご期待してください。