■定年後は「趣味や副業で農業」 中高年の意識調査
定年退職後は、趣味や副業として農業に携わりたい――
人材紹介や企業の教育研修事業などを支援する「日本雇用創出機構」が、定年後に農業にかかわりたいか調査したところ、中高年のこんな意識が浮き彫りになった。
同機構は、企業間の人の移動だけでは雇用は拡大せず、農業従事者を増やすことが必要との認識から、昨年12月下旬に調査を実施。回答した541人のうち、9割が40歳以上だった。
定年後に農業・園芸関連事業に就くことについて聞いたところ、6割が関心を示した。
ただ、自給自足できる程度の家庭農園をしてゆったりと自然の中で暮らしたい、との意見が大半を占めた。
不安については、複数回答で「技術の習得」が6割弱、「十分な収入の確保」が約4割を占めた。同機構は「疲弊する地方の活性化のためにも、農業への人の流れをつくる必要があり、趣味でかかわる人にも補助金を出すなど行政の支援が必要だ」と指摘している。
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鉄腕ダッシュのダッシュ村みたいなものに憧れているんでしょうかね。
何でも新しいことをやるのは大変です。
きっと、労働の苦痛に耐えなかねて、すぐにやめてしまいそうな気がします。
それで、労働の苦労とか、良質なのを作る努力とかを考えると、お金を出して買った方が安いと言って、定年退職前まで住んでいた都会へUターンしそうな気がします。
私の知っている田舎の農家の人の話しを聞いたりすると、隣近所の付き合いが非常に密で、いろんな行事がたくさんあるそうです。
その人は、白根の大凧作成や、消防団もやっています。
あと、早朝の草野球もあったなあ。
都会の人は、近所づきあいとか、そういうしがらみが嫌な人が多いと思います。
農業の辛さよりも、案外、人付き合いが駄目で逃げてしまうかも。
2年ぐらい前だったでしょうか。
テレビで20代以下の若い人を対象とした、憧れの生活の意識調査がありました。
それによると、田舎で陶芸作成を生業として生活したいというのが一番でした。
しかも、収入が1千万円は欲しいとか。
実際、陶芸ではそんなに収入は期待できませんよ。
創るのが好きだからやれるんであって、雰囲気だけが好きならば、カルチャーセンターにでもお逝きなさい(スカイハイ風)。
似たような事例で、「小説家になりたい」というのも多いですね。
この言葉を言う人の殆どが、なりたいと言うだけで、一ページも書かない人ばかりです。
そのなりたいという動機だって、名誉欲が根本です。
ググッてみたところ、一般的な作家さんの年収は、
75万円(印税収入)+180万円(原稿料収入)+36万円(インタビュー収入)=291万円
だそうです。
これならば、地方の若い会社員の年収の方が上ですよ。
「趣味でかかわる人にも補助金を出す」というのはどうなんでしょう。
同じ趣味というならば、「インターネットでエロサイトを立ち上げるから、資金をくれ」というのも、可能なんでしょうか?
今回の調査で、農業という言葉を使った人の殆どは、実際にはやらないでしょう。
自給自足で生活するのは、本当に大変だと思います。
今回の中高年も若い人もそうですが、「××になりたい」という夢は必要だと思います。
けれど、そう思った理由の根本を冷静に考えてみて欲しいです。
「テイストだけを嗜む」それだけで充分な事も多いと思いますから。
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