2004年07月13日

パックラット

せっかく、仮面ライダーブレイドの事を書こうと思ったら、新潟に降った大雨洪水のおかげで、そんな悠長なことも出来ませんでしたよ。
私の業界では、道路が通行止めになったり、電話が不通になると、瞬く間に業務が不能になる為、その復旧応対に右往左往しておりました。
他県の方から「大丈夫か?」の心配の声が届きましたが、被害のあった三条市と私の住む場所はかけ離れているので大丈夫ですよ。
そういう心配をしてくださる方の心遣いに、とても感激しております。
そして三条市周辺にお住まいの方々に、一日も早く平穏な日々が訪れる事を心からお祈りしております。

今日は小ネタで。
みなさんは、買い込んだはいいものの、着もしないのに捨てるに捨てられず、大量の洋服をクローゼットの中に押し込んでいませんか?
また、雑誌や書籍を買いあさり、どんどん本棚に押し込んで、それでも収まりきれなくて、床に積み上げている人はいませんか?
上記のようにモノを捨てられず、どんどん溜め込んでいく人を、アメリカでは「パックラット」と呼ぶそうです。
パックラット=物を溜め込むネズミ。
差別用語ではなく、ごく一般的に使われる言葉だそうです。
好きなモノに囲まれて生活をすると、安心感・満足感などを覚えます。
特に若い時は、給料の多くをモノを買う事に費やすものです。
吟味して買い、買ってからも「これを手に入れて良かったあ」と使い込み続けるならば、それはその人にとって「お買い得」な一品だったと云えます。
けれど、ここで云う「パックラット」って、そういう感じで買った訳じゃないんだよね。
特定のジャンルに興味を持ち、最初は物珍しさに買いつづけ、後年には、それを買いつづけるのが惰性になっている事が多いんですよね。
着もしないのに洋服をたくさん買ったり、そんなに使いもしない同じようなモノを複数買ったり。
コレクションという奇麗事ではなく、「ただ集めている」だけ。
私の回りの人達を見ていて気づいたのですが、若い時はそれでもいいのですが、30代に入り、35歳までにその「収集癖(ここでは素敵な趣味の意味ではなく、ただ溜め込む悪い意味の方)」を治さないと、一生そのままみたいです。
そういう、悪い意味の収集癖のある人って、「こんなんじゃいけないよなぁ」と自分でも分かっているんですよね。
けれど、新しいモノが店頭に出回ると、ついつい手がいってしまう。
部屋がモノで溢れています。

実際、私がそのクチだったのですが、それを克服することが出来たので、どうやったかを書きます(ちょっと極端ですので、どこまで参考になるか分かりませんが)。
それは「全部、捨てる」
チマチマと捨てるんじゃなく、とりあえず一気に捨ててしまうのです。
そうすると、部屋の中がガランとなり、「私は今まで、必要も無いモノをたくさん買い込んでいたんだなあ」と精神的ショックを受けます。
一度そういう感情が刻み込まれると、不必要なモノは買わなくなります。
捨ててしまって後悔することって、そんなにないですよ。
どうせ、収納スペースに押し込んでいて普段は使っていなかったし、使おうと思ったとしても、どこに収納したか思い出せなかったり。
あってもなくても良いモノならば、ない方が良いと思うようになりますよ。

そうやって溜め込む癖が無くなり、所有しているモノだけで生活をやりくりするようになります。
買うのは、本当に必要な時だけ。
そういう時も、日常生活には殆ど無いのですけれどね。
おかげてお金も貯まっているから、買いたいと思った時、多少、値が張っていても現金で買えてしまいます。
それにアレですよ。自分の為とかではなく、他人の為に何か出費が必要になった際、日常から散財していると困るものですよ。

パックラットは、悪い言葉じゃないようですが、私はやはり、あんまり良い言葉ではないと思います。
もしご自身で、何か思い当たるフシがありました、ちょっと考えてみませんか?

Posted by kanzaki at 2004年07月13日 23:50 | トラックバック (0)
コメント
コメントする
名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.










名前、アドレスを登録しますか?