2004年08月02日

「トミーとマツ」が22年ぶり“復活”

往年の人気ドラマ「噂の刑事トミーとマツ」(TBS、79〜82年)で名コンビを組んだ俳優・国広富之(51)と歌手・松崎しげる(54)が、テレビ朝日系「はぐれ刑事純情派」(水曜・後9時)で22年ぶりに共演することになり、30日、東京・大泉の東映撮影所で収録を行った。

ゲスト出演の松崎は傷害事件の犯人役で、国広演じる須藤刑事から取り調べを受けるシーンを収録。
国広からは「おまえ、昔の相棒に似てるんだよな」などとアドリブも飛んだ。
国広は「前から一度出てほしいと思っていた。犯人でマツじゃなかったけど、いいハーモニーができたと思う」と満足げ。
松崎は「お互い60歳になる前に『トミーとマツ』の映画化を考えてます」とコンビの本格復活に意欲を見せていた。
今回の収録シーンは9月後半放送予定。

* * * * *

いやー、懐かしいですねぇ。
岡野富夫(トミー)と松山 進(マツ)の二人の刑事が織り成す、平均視聴率17%という人気アクションドラマでした。
国広富之と松崎しげるが迷(?)演技でしたねぇ。
海外ドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」をヒントに作られたそうです。
けれどそこは大映ドラマ。
普通にすむわけがありません。
おっとりしたトミーと破天荒のマツのコンビ。
普段は気の弱いトミーですが、マツから「トミ子!!」と云われると人格が一変。
空手の達人となり、犯人を投げるわ飛ばすわのスーパーパワーを見せつけます。
そんなマンガみたいなお馬鹿なノリと友情・・・家族でテレビを囲み、笑いながらドラマを見ていた時代の古き良きドラマです。
第一部65話、第二部41話という長期に及んだ人気シリーズとなりました。
もし今見たいならば、ビデオやDVDもありますが、スカパーのチャンネルNECOでも放送しているので、是非とも。


トミーの変身の仕方:
マツが、
「このおおお糞野郎! お前なんか男じゃない!女だ! トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ トミコ ト・ミ・コ!!!」
と云うと、耳がピクピクしてトミーが変身。

ちなみに途中から、マツも変身するようになりました(w
変身の際、鼻をピクピクさせるんですよ。

トミーがトミコって呼ばれるとプッツンしてパワーアップには理由があります。
トミーの父親が武道の達人で、トミーを小さい時からしごきまくり、「貴様それでも男か!お前は男女だ!トミコだ!」と怒鳴りまくっていました。
ある日、特訓で父親が突進してくるのをトミーが思いがけず素早く避けたら、そのまま背後の崖に父親が転落し、そのトラウマが原因で武道を無意識に封印したのだそうです。
ここら辺の設定は、いかにも大映的だなあ。
「ヤヌスの鏡」の変身理由とかも似たような設定でしたよね。

でももう、男女同権を叫ばれる今の時代では、使えないネタかもしれません。
リメイクでやって欲しいのになあ。
トミーは今ならば、ウッチャンあたりでしょうかね。
マツの色黒に対抗できるのは、織田裕二?

そういや、織田さんが出演していた映画「湘南爆装族」で、トミーとマツがパトカーに乗ってたと思うのですが・・・しかも海へ車ごとダイブ!(19へえ)。
オープニングの似顔絵は、ガンダムの「日本サンライズ」制作だそうです(45へえ)。

トミコに変身する際、いろんなシチュエーションがありました。
たとえば、耳が聞こえなくなったトミーの体に、マツが爪で「トミコ」と書き、その血文字を読んだトミーが変身!など、いろいろと工夫していました。

馬鹿らしくも楽しく、海外ドラマの雰囲気も持ち、小さい子もトミマツごっことかして遊んだっけ。
小さい子にも楽しめる刑事ドラマ・・・今はないよなあ。
真面目なドラマもいいけれど、どうも及第点なものぱかり。
ラブストーリーは、韓国ドラマにお株をとられてしまいましたしね。
ここは昔の日本が得意としていた「お馬鹿系」「あり得ない設定と大げさな表現の大映系」で、ドラマ界に新風を巻き起こして欲しいです。

とりあえず私は、「はぐれ刑事純情派」のこの回を必ず見ますよ。

Posted by kanzaki at 2004年08月02日 22:22 | トラックバック (1)
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