2004年09月14日

クリエ・CLIE PEG-VZ90登場!【有機ELディスプレイ搭載】

ついに登場しましたよ。
まずは概略を・・・(解説はPDA工房からのメールの文章改)。

CLIE PEG-VZ90
http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-VZ90/index.html
http://www.jp.sonystyle.com/peg/Store/Clie/Vz90/index.html

価格94,290円 (税抜 89,800円)
9月25日発売

「そろそろ出るのでは・・・」と期待されながらも、なかなか登場しなかった有機ELディスプレイ搭載のCLIEがついに発表されました。
今回のCLIEはAV機能を重視したモデルとなっており、市販品として世界最大(*1)のサイズの有機ELディスプレイは、より美しく、より鮮やかに、動画や静止画をお楽しみいただけます。(*1 2004年8月現在)

デザインや操作系も一新され、動画のための横型デザイン、携帯電話などに採用されているディスクジョグの採用と、多機能と薄型ボディが両立しています。

動画や静止画を楽しむ際に問題になるのは、使用できる記録メディアとバッテリの持ちですが、この【PEG-VZ90】はメモリースティック・CFカード・本体内蔵メディアのすべての記録メディアからの再生に対応し、また、従来比2倍の大容量バッテリーの搭載で、動画連続再生約4時間、音楽連続再生約42時間のスタミナ再生を実現しております!
しかもクイックチャージで、容量が約2倍にもかかわらず、充電時間はTH55と同等です。

さらにCLIE史上最大の総計200MBのメモリー(ユーザーエリアは135MB)を搭載し、多くのデータやアプリケーションを本体に記録することができます。

TH55で人気の新・手帳機能『クリエオーガナイザー』も、もちろん搭載されており、アナログ手帳のような使い勝手の高いデジタル手帳としてもお使いいただける『AVマルチ機能』搭載【CLIE PEG-VZ90】

■CLIE PEG-VZ90 の仕様

OS 日本語版Palm OS 5.2
CPU ソニーHandheld Engine
ROM/RAM 0MB/64MB+128MB(内蔵メディアとして)
ディスプレイ カラー有機ELディスプレイ 480 x 320ドット/65,536色表示
インターフェース ・ワイヤレスLAN (IEEE802.11b準拠)
・赤外線 (IrDA(1.2))
・“メモリースティック”スロット
・コンパクトフラッシュカードスロット(TypeII)
・USB (クリエ専用18pinコネクタ)

外形寸法 109.0 x 87.0 x 23.0mm (付属キャリングケース含まず)
質量 本体 約270g(スタイラスを含む)
電源
・付属ACパワーアダプター,DC5.2V(専用コネクタ)
・内蔵リチウムイオンポリマー充電池 (2600mAh)
電源寿命
・動画再生:約4時間(減光モードオフ)12時間(減光モードオン)
・音楽再生:約42時間(HOLD/ディスプレイオフ時)
・PIM動作時時間:約12日(減光モードオフ)約18日(減光モード オン)※1日30分間「予定表」などPIMアプリケーション利用時

動画再生機能 再生フォーマット
CLIE MP4(MP4準拠)、QuickTime形式、MPEGムービー(MPEG-1)
ファイル画像サイズ
・768Kbps、320x240ドット、30fps
・384Kbps、320x240ドット、15fps
・192Kbps、320x240ドット、15fps
・96Kbps、 160x112ドット、15fps
*ディスプレイ上での表示ドット数(Media Launcher利用時)
・426x320(拡大表示時)
・320x240ドット
・160x112ドット

オーディオ再生機能再生フォーマット
ATRAC3 : 44.1KHz, 最大132Kbps
MP3 (MPEG-1 Audio Layer 3) :44.1KHz, 32Kbps-320Kbps
再生周波数帯域 20-20,000Hz

静止画再生機能 再生フォーマット
・JPEG (DCF) 形式
*ディスプレイ上での表示ドット数(Media Launcher利用時)
・480x320(全画面表示時)
・240x320ドット ・160x120ドット

付属品
USBクレードル(PEGA-UC55と同形状・専用色
ACパワーアダプター / ACコード / プラグアダプター
密閉型インナーイヤー方式ステレオヘッドホン
オーディオリモコン / スタイラス / キャリングケース
ハンドストラップ

PDA工房によりますと・・・
注意: このモデルは入荷数が非常に限られています。過去の限定モデルよりもはるかに少ない供給数になりそうです。
もちろん、生産数を限定しているモデルではないので、お待ちいただければ、確実に入手することができますが、ソニーからの出荷数そのものがかなり少ないとのことですので、ぜひお早目のご注文をお願いいたします。PDA工房では受注順に発送させていただきます。

確かに、これだけ値段のはるPDAを買う人は少ないだろうしね。
さて、ここからは私見。

相変わらず、我々の予想の斜め上をかっ飛ぶSONYらしい端末とも云えますなあ。
CFスロット付きは嬉しいと思う人も多いでしょうが、「PHS通信カードは、セイコーインスツル製AH-S405Cのみ対応」という注釈が気になりますね。
確か、秋に出るモデルは、キーボード付きだと予告していましたよね?>吉田さん。
Bluetooth無しなので、クリエGPSユニットが使えませんね。
ますますGPSユニットを買う人が減りますね。
スライドして出てくるのがキーボードならば、まだ評価も変わったと思いますよ、これ。
更に有機ELとリチウムポリマー電池を削って、その目が飛ぶような金額を抑えていればなあ・・・。

TH55から搭載したクリエオーガナイザーは、この端末では横表示非対応だそうです。
この端末、カメラが付いていないので、撮影した写真をクリオガのスケジュールに貼り付けるという、クリオガらしい事が出来ません。

良いところも探して見ましょう。
インターネットブラウザの「NetFront v3.1 for CLIE」は、TH55と同じバージョンですが、これは公式サイトを見る限り、横画面で表示されていますね。
やはり、ブラウズするならば、横画面の方が見やすいですね。
有機ELは、180度の広視野角というのが凄いです。
ただ、「有機ELディスプレイは非常に精密度の高い技術で作られていますが、画素欠けや常時点灯する画素等があります。また、見る角度によってすじ状の色むらや明るさのむらが見える場合があります。これらは有機ELディスプレイの構造によるもので、故障ではありません」という注釈に不安がありますが・・・。

・・・・どうしてこういう仕様にしてしまったんでしょうかね。
せっかくTJ25で電子手帳という至極まっとうなスタンスで開発し、それがTH55で開花し、次は熟成した端末が出ると思っていたのに、またもやAV関係中心の端末に逆戻りしてしまいました。
正直、ソニーはこの端末に関して、ユーザーの方を見ていないように思いました。
これは、新開発の有機ELのテストマシンと云うか、有料プレゼンテーションという感じなのかな?
やはり、TH55を買っておいて良かったと思った発表日でした。

Posted by kanzaki at 2004年09月14日 14:22 | トラックバック (0)
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