さっき、スガシカオさんのラジオを聴いていました。
『マイラジシンポジウム』と云うコーナーで、”卵が先か、鶏が先か?”についてリスナーから募集。
そして、そのお便りを読んでいました。
その中に、古舘伊知郎さんが云っていた言葉がありました。
親子丼と云う名前だけれど、その親子丼に使われている鶏と卵が親子である確率は、ほぼゼロ。
だから、”親子丼”ではなく”他人丼”だ。
仮に親子だとしても、卵はまだ孵化する前で生まれていないのだから”親水子丼”。
なかなか、シニカルと云うか、スパイスかかりまくりの言葉ですね(汗)。
そういや本来、牛肉や豚のこまぎれとタマネギで作ったものを“他人丼”と呼ぶんでしたよね。
親子であろうと、他人様とであろうと、自分の力と別の人の力を合わせると、新しいものが出来る(化学変化)・・・人生を考えさせる奥の深い食べ物ですなあ。
確かに自分ひとりで何かをやり、ある程度まで修行をしたら、他の人と一緒に共同でやるのは良いことだと思います。
そうすると、熟練度のスピードが上がりますもの。
そして何より、共有できる喜びを分かち合えるのは楽しいしね。
話しがズレるかもしれないけれど、会社でちょっとしたトラブルがあったのね。
それは、とある部署で起きた事なんだけれど、そこだけでは収拾が付かない状況になり、外野である私までもが対応をすることになりました。
その問題について、一応、専門家だから。
他にも、各部署のトップも召集。
さすが、各分野に長けた知識、そして発言力のある人達ばかりが集まったので、すぐに情報が一箇所に集められ、それを議論し、行動することが出来ました。
勿論、トップが判断した事を各部の部下が動き回ることで進展する訳ですが、やはり上層部で、その問題に対しての方向性を決めてくれた事は大きい。
私は報告書兼起案書をまとめて、お偉いさん達に回したのですが、そこには最後に、「今回、生じた問題で分かった事は、各部署の間、そして支店との間で情報の共有化が不足している」みたいな事を書きました。
隣の部署で何やらやっているみたいだけれど、具体的には何をやっているのかが伝わってこない。
そして、問題となって被害を受けてから問題解決をしようとするから大変になる。
最初から、お互いが集まって意見交換をすれば、トラブルを回避する事が出来るのです。
つまり、余計な仕事をしなくても済むわけ。
この時、鶏であるトップ達と、我々実働部隊である卵が組み合わさり、親子丼となって成果が現れたのです。
横のつながり、縦のつながり、組織は色々なつながりがあるのですが、お互いが距離を置いて話し合うよりも、ちょっと狭い部屋で頭をつき合わせて話し合った方が、変な誤解も生まず、サクサクと物事が進むものだと思いました。
さて最後に、冒頭のラジオを聴いていて気になった他のリスナーのお便りをご紹介します。
二人で”卵が先か、鶏が先か?”を議論していたら友人が、
「それは卵だろう。神様が空から卵を落とし、その卵からヒヨコが生まれて、鶏になったんだ」
それを聞いた私は、
「でも、空から落ちてきたのならば、卵は地面に落ちたら割れるぜ」
すると友人は、
「大昔は、卵に優しい大地だったから大丈夫だったんだ」
と反論。
なかなかアホな会話で良いですなあ。
デカレン茶セットでいれたお茶を飲みながら、まったりとコタツで議論して欲しいものです。
それこそ、親子丼みたいな素晴らしいアイディアが生まれるかも。
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