明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
大晦日の晩、「ハウルの動く城」を観てきました。
「ハウルの動く城」公式サイト
http://www.howl-movie.com/
この日のレイトショーともなると、幾ら人気がある作品でも観客はまばら。
殆ど貸しきり状態でしたよ。
さて、見た人の多くが、「?」になっていたのではないでしょうか。
難解なストーリーと云うよりも、説明不足な感があります。
どうやら、「敢えてそうした」らしい。
けれども、そういう意図が果たして観客に伝わったかは疑問です。
映画館の人に聞いたところ、「リピーターが少ない」そうです。
「千と千尋の神隠し」はリピーターが沢山いたのですが、今回は滅多にいないそうです。
これはやはり、「?」な部分が多く、その「?」な部分さえ、もう一度見て確認しようと思うほどの衝動に駆り立てられないからかもしれません。
この作品の説明不足なところ、疑問に思うところを丁寧に解説しているサイトがありましたのでご紹介いたします。
ハウルの動く城 FAQ集
http://ahoeiga01.hp.infoseek.co.jp/hawl/
・・・原作では、ソフィーも魔法使いだったんですね。
それと、後半の城が壊れたり、ハウルの幼少時代へ行った部分等、良く分からなかったところが解説されていて、非常に参考になりましたよ。
私は最後、ソフィー、ハウル、荒地の魔女、マルクル、ヒンが一同に並んでいる姿を見たとき、「古き良き時代の家族構成だなあ」と思いました。
ソフィーが立派な妻、ハウルは皆を守る大黒柱たる夫、荒地の魔女はお婆ちゃん、マルクルは息子、ヒンはペット。
ストーリー上は全く血縁関係の無い人達なのですが、なんだか幸せな家族みたいだなあと思いました。
「動く城」が「空を飛ぶ城」になって、のほほんと飛んでいる姿は、彼らの幸せな未来を象徴しているかのように見えました。
(しかし多分、戦争は完全に終わってないかも。戦闘機らしきものが飛んでいたし)
この映画は戦争と云う観点から見ると、「?」になってしまいますが、ハウルと云う美形の青年に心引かれたソフィー、荒地の魔女、サリマンの恋の争奪戦と見ればシンプルかも。
ハウルの声をやりました木村拓哉さんは、上手いなあと思いましたよ。
正直、こんなにも声だけで演じられるとは思いもしませんでした。
ハウルは宮崎作品では珍しい、美形の青年。
あの絵に、こんなにも違和感無くマッチするとは。
シリアスなシーンだけでなく、例えば髪の色が変わってしまって驚き嘆いているような、美形にはあるまじき行動の声も上手く演じていました。
次回の作品でも登場するかもね。
宮崎作品に、いつも登場している声優と云えば、ご存知「大泉 洋」さん。
ジブリは「水曜どうでしょう」ファンなのでしょうか。
大泉さんが今回も演じているのは知っていたのですが、まさか、「かかしのカブ」とは知りませんでした。
カブは最後の最後に、人間に戻るまで喋る事が出来なかったのですから。
私はてっきり、カルシファーの声をやっているのかと思っていました。
安定した演技力でしたよ。
そんな訳で正直、大絶賛とはいきませんが、それでもやはり、宮崎作品は今後も続けて欲しいなあと思ったのは間違いありません。
Posted by kanzaki at 2005年01月01日 19:42 | トラックバック (0)日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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