2005年06月11日

ジョージ・ウィンストンのピアノコンサート【3】

前回の続き

前回の記事:ジョージ・ウィンストンのピアノコンサート【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000685.html

第2部

8.FRAGRANT FIELDS(かぐわしき草原)
ラビット・イヤーズ社向けに童話”3匹の子ぶた”のサントラ版と共にレコーディングされた童話”3匹のヤギのがらがらどん”のサントラ版の中からピアニストのアート・ランデ作の春の局。


9.MONTANA GLIDE(モンタナ・グライド)
アメリカン・フィドル(スクエアダンス用バイオリン)演者ポール・アナスタシオよにる作品。


10.CORINNA,CORINNA(コリーナ、コリーナ)
伝統的なアメリカの歌で3通りの歌われ方をしている:失恋の歌として、子守唄として、そして子供の歌として。
このバージョンはイントロの部分を長めにし、子供の歌として演奏される。


11.MEDLEY:LOVE ME TWO TIMES/LOVE HER MADLY(メドレー:ラブ・ミー・トゥー・タイムズ/ラブ・ハー・マッドリー)
アメリカの偉大なバンド、ドアーズによる3曲。
ラブ・ミー・トゥー・タイムズは1967年後期のアルバム。、”ストレンジ・デイズ”より。
ラブ・ハー・マッドリーは1971年の彼らの6番目のアルバム"L.A.ウーマン"より。
これらの局を演奏するにあたり、ジョージ・ウィンストンにとってピアノ演奏の最大の師と云える偉大なニューオリンズのピアニスト、ジェームズ・ブッカー(1939-1983)とヘンリー・バトラーに影響を受けた。
ジェームズ・ブッカーはR&B、ソウル・ミュージック、ニューオリンズ・ミュージックを初めて融合させ、それらの伝統から独自のソロピアニストスタイルを作り上げた。
またジョージ・ウィンストンは偉大なジャズ/R&Bピアニストのヘンリー・バトラーを1985年より研究している。
もしもニューオリンズを訪れることがあればヘンリー・バトラーの演奏をお見逃し無く。


12.HARMONICA MEDLEY(ハーモニカ・メドレー)
伝統的なアメリカン・スクエアダンス・フィドル曲のメドレー。
これらはジョージ・ウィンストンの最大なハーモニカ演奏の師であり、現在レコーディング中のサム・ヒントンとリック・エピング2人の影響を受けている。


13.VARIATIONS ON THE KANON BY PACHELBEL(パッヘルベルのカノン)
ドイツの作曲家ユハン・パッヘルベルによる1700年頃の作品。


14.RIDERS ON THE STORM(ライダーズ・オン・ザ・ストーム)
アメリカのバンド、ドアーズによるもう一曲で1971年のアルバム"L.A.ウーマン"から。
この演奏はまたニューオリンズのR&Bピアニスト、ジェームズ・ブッカー(1939-1983)に影響を受けている。


アンコール.SOLO GUITAR PIECES(ソロ・ギター曲)


以上、当日のパンフレットを元に記述しました。
ピアノも当然良かったのですが、ギターとハーモニカの演奏が印象的でした。
キダーの演奏方法が普通、我々がよく目にする演奏方法と違い、ギターのネックの方もただ押さえるだけでなく、そちらも別の音を奏でていました(上手い例えができませんが、和楽器の琴みたいな演奏?)。
ハーモニカは、主となる音の他に低音の「ブッ、ブッ」と云う音が同時に鳴り響き、なんであんな小さな楽器から同時に複数の音が出るのだろうと不思議でした。

世界的に有名な人が、自分の住んでいる近所へやってきて演奏してくれる。
良い時代になったものです。
これは音楽に精通している方々が、自分達だけが楽しむだけでなく、良い音楽を世間一般の方達にも知ってもらおう、楽しんでもらおと努力されているからなんですよね。
私は音楽の専門的な事は分かりませんが、私もこういうサイトを持っているのですから、違ったアプローチの仕方でこれからもご紹介していきたいと思っています。

Posted by kanzaki at 2005年06月11日 12:39 | トラックバック (0)