2005年11月09日

「今すぐ使える新潟弁」CD発売決定

今、都会の女の子たちの間で、方言ブームですよね。

“方言ブーム”とです。 響き新鮮、想像する楽しみ
http://www.sankei.co.jp/enak/2005/sep/kiji/18slang.html

このブームの走りは、映画「スウィングガールズ」ではないかと。

SWING GIRLS公式サイト
http://www.swinggirls.jp/

テレビ番組「マシューズベストヒットTVプラス」に、「なまり亭」と云う人気コーナーがあります。

Matthew's Best Hit TV+「なまり亭」
http://www.tv-asahi.co.jp/matthewtv/contents/namari/index.html

ルール: 地方出身のタレントがお国言葉で挨拶するところから始まる。 2チーム方式。 ただし、「なまり禁止」中に方言が出るかイントネーションが狂うと1000円の罰金。 最終的になまりカウントが多いほうが料金を支払い、勝ったほうは料金を免除される。

そんな訳で、いろんな場面で、各地の方言を耳にする昨今。
我が新潟にも、方言ブームの波が押し寄せてきました。

地元のAM放送「BSNラジオ」の帯番組「キンラジ」にて、「今すぐ使える新潟弁」というコーナーがありまして、これが非常に好評を博しています。
どんな内容なのかは、下記のサイトを訪れてみてください。
最近5回分の放送をストリーミング放送しています。

BSNWEB特集「今すぐ使える新潟弁」
http://www.ohbsn.com/websp/index.html

お聞きのとおり、まるでNHKラジオの「基礎英語」みたいに、近藤アナが淡々と解説をし、講師の山本さんと云う、新潟のオバチャン全開な人が発音をしてくれます。
多分、他県の人が聞くと、ゼントラーディ語で「デカルチャー!!」と発してしまいそうになるでしょう。
新潟の方言って、凄いきついんですよ。
それも年配のオバチャンちゃんが話すと、なんだか怒っているように聞こえるんですね。
とても、都会の女子高校生が楽しく・かわいく話せない言葉です。

都会の人って、新潟の方言って知っているのかなあ?
地元新潟出身の漫画家・高橋留美子先生の作品で「うる星やつら」というのがあります。
作品中でラムちゃんが「××だっちゃ」と語尾につけて話しますが、あれは確か、佐渡の方言かと。
また、「めぞん一刻」で、五代君のおばあちゃんが登場しますが、「こいつは子供の頃から、ちーっとも変わっとらんなー」とか云いますが、あれはまだ可愛い話し方です。
本当の新潟のおばあちゃんは、もっとキツイです。

脱線しますが、来年2006年、「めぞん一刻」がテレビドラマ化するそうなのですが、本当に実現できるんでしょうかね?
問題はやはり、キャストでしょうね。
私は、音無響子さんは国仲涼子さん、五代裕作くんは山田孝之くんがイメージ的に合うと思うのですが・・・。
それだと「ちゅらさん」の古波蔵兄弟になってしまいますね。
あのドラマは私が唯一、朝ドラでレンタルをしてまで全話を見た作品なのですが、作品中、東京編の舞台の中心となる「一風館」は、一刻館のように古く、そして変わった住人たちが住んでいます。
あのドラマのイメージがあるので、二人のキャスティングを連想したのですが、果たして・・・。

話しを戻しますが、ご紹介しました「今すぐ使える新潟弁」が、なんとCDになりました。
「文法編」「日常生活編」が、12月7日(水)、2枚同時発売。
各1,500円です。


しかしCDになってしまうとは驚き。
いや、なかなか番組の出来がいいので、なってもおかしくないのですが、これって関西の人には考えられないかもしれませんね。
だって、関西のタレントさんを見ますと、関西ローカル番組でも普通に方言を使うし、東京の番組でも方言を使っています。
当たり前に使っている言葉だから、CDにしようなんて思わないでしょ?
新潟弁がこうやってCDになるのも、地元新潟の人が聞いても新鮮と云うか、笑えると云うか、インパクトがあるから成立するんだと思います。
そう考えると、生活からじょじょに新潟弁が消えていってしまっているのは、悲しいことかもしれませんね。

実は私、新潟で生まれながら、新潟の方言を殆ど知りません。
家族の誰一人使いません・・・と云うか、使えません。
これはきっと、親が長崎出身だからかもしれません。
それに、新潟の中でも新潟市の中心部に住んでいるので、小さい頃から方言に触れる機会が無かったからかも。
友達も殆ど、新潟弁を話しません。
会社だと話される方がいますが、出身が新潟市でもちょっと中心から離れた人とかでして、私は話しを聞いていると、たまに何を云っているのか分からない時があります。
最初の方でも書きましたとおり、新潟弁はかなりキツイくて怒っているように聞こえるので、正直、面と向かって話されると抵抗感があります。
でも、今回ご紹介しましたストリーミング放送を聴いていますと、新潟の背景・歴史を感じることが出来て、これは貴重な郷土資料になりえるかもと思いました。

Posted by kanzaki at 2005年11月09日 22:06 | トラックバック (0)