日本福祉大学の調査によりますと、「年収が低いお年寄りほど健康状態は悪い」と云う結果が出ました。
経済的な厳しさが、健康悪化につながると云う事の証明となった訳です。
インターネットの普及によって、「デジタルデバイド」と云う問題をよく耳にします。
デジタルデバイド 【digital divide】
パソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる、待遇や貧富、機会の格差。個人間の格差の他に、国家間、地域間の格差を指す場合もある。
昔は、全員が横一列な生活だったのに、こんな風に格差が出てきました。
それと同様に、経済格差は中低所得層の国民に悪影響を及ぼしているのです。
政府は、現実に起きている「健康格差社会」に対し、総合的な対策を講じる必要があると思います。
さて、その調査結果をもう少し詳しく見てみましょうか。
○健康状態について「よくない」と答えた人:全体の30%
○健康状態について「よくない」と答えた人(年収別):
・・・年収400万円以上では男女とも21%
・・・年収100万円未満では男性40%、女性35%
○「うつ傾向がある」(年収別):
・・・年収400万円以上では男性2%、女性4%
・・・年収100万円未満では男性16%、女性15%
「年収が低い人ほど、人生をお気軽に考えているから、肉体的にも精神的にも丈夫である」と云う理論は間違っていた訳です。
むしろ逆なのです。
健康維持にお金を回せなかったり、低収入故に自分の今後について不安を感じて心の病気になる人もいるのでしょう。
主要3,780社の給料が一体、幾らぐらいかご存知ですか?
雑誌「PRESIDENT」によりますと、最高額は1,567万円、最低額は240万円でした。
上位はテレビ業界が並びました。
1位:フジテレビジョン・・・1,567万円
2位:朝日放送・・・・・・・1,525万円
3位:日本テレビ放送網・・・1,462万円
トップクラスは、銀行系が落ち込んで、その分テレビ業界が浮上しました。
また、銀行、テレビに並んで、総合商社も並んでいます(総合商社は平均1,200万円)。
ただし、同じ業界だからと云って、全部の会社が同列の賃金なのではなく、業界の「勝ち組」「負け組み」も顕著になっています。
成果報酬賃金制度が原因です。
次に賃金最低ランキングを見てみましょう。
1位:みらかHD(業種:医薬品)・・・・・・・・・・147万円
2位:カルラ(業種:小売業)・・・・・・・・・・・209万円
3位:ワールド・インテック(業種:サービス業)・・240万円
1位のカルラHDは、決算期を変えた為による異常値です。
それを抜かしても、200万円台が23社もありました。
賃金の低い会社の特徴は、「平均勤続年数が短い」「年金受給者やパート勤続者が多い」「地方が拠点」などが共通項目としてあがっています。
自分の財布の中と見比べて憂鬱になってきました私 神崎ですが、気合を入れて話しを進めて行きましょう。
同誌に「サラリーマンとお金 なるほどデータ資料館」なるものがありました。
気になるところをピックアップしてみましょうか。
○全ビジネスマンの平均年収は485万円、部長の年収は1,000万円超
○大企業に勤める大卒・男性ビジネスマンの平均年収は767万円
○役職別・大卒ビジネスマンの平均年収:
50代の部長:1,096万円
40代の課長:915万円
30代の係長:651万円
20代の平社員:372万円
○都道府県別・平均年収ランキング:
1位 東京:597万円
2位 神奈川:547万円
3位 愛知:527万円
4位 大阪:526万円
5位 千葉:512万円
(中略)
32位 新潟:414万円
(中略)
43位 岩手:372位
44位 宮崎:369万円
45位 秋田:366万円
46位 沖縄:342万円
47位 青森:340万円
全国平均 485万円
○ビジネスマンの時給:
50代の部長:4,000円
40代の課長:3,200円
30代の係長:2,200円
20代の平社員:1,400円
圧倒的に時給の高い業界は、「都内の塾・家庭教師のバイト」6,000円
○ビジネスマンの平均小遣い額:
2005年 40,600円
2004年 38,300円
2003年 42,700円
1996年 53,800円
○ビジネスマンがスーツ等にかける金額の平均:
時計 95,720円
スーツ 55,032円
眼鏡 32,995円
かばん 24,975円
靴 17,429円
ベルト 7,145円
シャツ 5,105円
ネクタイ 5,057円
散髪 3,733円
靴下 685円
○ボーナスで欲しい電化製品トップ5(平均価格):
1位 デスクトップPC(196,050円)
2位 DVD/HDDレコーダー(78,219円)
3位 ノートPC(144,007円)
4位 液晶テレビ(304,878円)
5位 複合プリンタ(34,369円)
○その他(かっこ内は、20代、30代、40代、50代以上の順):
一ヶ月の小遣い(38,500円、37,800円、43,900円、42,000円)
一回の昼食代(500円、570円、570円、1,010円)
一回の飲み代(3,840円、4,580円、5,890円、4,860円)
財布の中身(13,100円、13,600円、19,000円、25,200円)
そんな訳で色んなデータを列挙してみました。
私と同年代で同じ役職でも、世間の人たちは沢山もらっているんだなあと思いましたよ。
私の住む新潟は、やはり年収が他県より低いですねえ。
そのくせ家賃も高いし、日々の消費するモノも何気に高いんですよ。
さらに地震・台風・洪水と災害も多いですしね。
冬の寒さが厳しい頃になると、年配の方々が心臓を患って亡くなる頻度も高い。
あまり、メリットが無いなあ。
新潟脱出計画を本気で考えた方がいいかもしれない。
みなさん、時計にお金をかけていますね。
10万円もするものをもっているなんて。
私は携帯電話が時計&目覚まし代わりなので持っていません。
今って、実用的な価値で買うよりも、ステータスシンボル的意味の方が大きいのではないでしょうか。
時計の割にはスーツの値段が低いのですが、それでも高い方ではないかと。
ちなみ私は紳士服の青山・・・。
ボーナスで欲しい電化製品のトップがデスクトップPCと云うのが意外でした。
普通の人は、ノートPCを選択すると思ったから。
しかし、デスクトップPCの平均価格を見ますと高額ですよね。
テレビが見られたり、ワイド大型液晶モニター付属だったり、そういう付加価値機能の付いたものなのかな?
ちなみに私は今、iPodが欲しいです。
ボーナスが少ないようなので、今年の冬は駄目かなあ・・・デジカメ買ったばかりだし。
一ヶ月の小遣いですが、もっと使っているのかと思ったけれど、それほどでもありませんね。
けれど、上記のデータを独身のみで統計をとったら、もっと高額になるでしょう。
今後、独身で一生を過ごす人が多くなると思います。
そういう人は、家等の高額なものを買う必要も無いので、自ずと日々の小遣いが増え、飲み代や財布の中身も増えるのではないかと。
みなみに私の財布の中身ですが、いま数えてみたら、1円玉が10枚、5円玉が2枚、10円玉が1枚でしたorz
この状態が一週間続いております。
お金を銀行からおろす機会が作れなかったのが原因なのですが、幸い、何か買わなくてはいけない事も無かったので。
まあそういう理由があったとしても、社会人としてどうだろうとは思いますが・・・。
私は会社から車で5分ぐらいのところに住んでいるので、昼食は自宅に帰って食べるし、コーヒー・紅茶は持参。
ついでに、最近はスーツを着て出勤しておりません。
一応、ネクタイはしめますが、上着はカーディガンを着ております。
クールビズ、ウォームビズと云う認識の普及のおかげです。
タバコも吸わないし、ギャンブルもしません。
お酒も特別な日以外は、自宅で飲みません(外で飲む機会も、そんなに多くない)。
そんな訳で、今の収入でも何とかなっています。
今は、収入アップをそれほど考えなくなりました。
それより、このサイトを充実させたり、ギターを上手くなりたい。
これは、お金が幾らあろうが関係ないですしね。
お金に対する認識、向き合い方って、人それぞれなんでしょうね。
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