2006年11月30日

携帯電話の料金プラン、見直しのススメ

世間では不景気を反映してか、住宅ローンや保険の見直しをする人が増えているようですね。
毎月支払っていくものですから、安いに越したことはありません。
生きていると、不意の出費とかがありますから、ローンや保険に多くを割り当てますと、本当に余裕の無い生活になってしまいます。

見直しの際、実際に変更をしなかったとしても、現在の自分が支払っている内容を把握し、本当に自分の生活に適切なものなのか再確認する事は非常に良いことだと思います。

見直しをして、それが適切かどうかを人に委ねるのは感心しません。
他人と自分では生活が違うのですから、その人には適切であっても、自分に適切だとは限りません。
やはり自分で知識を吸収し、その上で自分に最適な方法を取捨選択するのが一番だと思います。

他人を見ていて、「無駄なお金を支払っているなあ」と思う事がよくあります。
特に、携帯電話の通信料についてです。
携帯電話を持つなと云っている訳ではありません。

たくさんの通信をするのはいいのですよ。
音声通信の場合、それだけ交友関係が広いと云うことだし、インターネット等の為にパケット通信をどんどんやるのも、楽しくて便利ならば良いと思います。
私の云っているのは、適用している料金プランや割引サービスが不適切だと云うことです。

ナンバーポータビリティが開始したので、複数の通信キャリアから自分の好きなところへ移行するのが容易になりました。
CM・雑誌などで、大々的に宣伝していますよね。
けれど、ユーザーがあんなものに踊らされる必要はありません。
あんなものは通信キャリアの売り上げ合戦ですから、我々のような庶民がその戦いに巻き込まれる必要はありません。

それよりも、現在の通信キャリアで自分にとって最良のプラン・割引サービスを選択する方が殆どの場合、他社へ移るよりもお得なんですよね。

私はドコモユーザーなので、ドコモについてお話しします。
ドコモユーザーの中には、auへ移りたいと思っている人も多いと思います。
実際、ナンバーポータビリティーはauの一人勝ちです。
移行した多くの理由が、料金の安さだそうですが、それは間違いです。
最大割引率を比較すると、ドコモの方が上なんです。
アプリ上でパケット通信をする際、auは一日の上限が決まっているので、フルブラウザをヘビーに使う人には向きません。
その点、ドコモは無制限です。
他にもありますが、今回は省略。

ドコモは料金が高いと思っている人に限って、適切な料金プランを利用していない事が多いのです。
意外に一般の人で多いのが、旧型の料金プランを未だに適用していること。
昔は、MOVAとFOMAでは料金プランが別々でした。
MOVAだと、「おはなしプランM」とかあったでしょ? あれです。
実は、旧型の料金プランのまま利用していると、長期利用割引が6年目から一切変わらないのです(最大で15%です)。

一方、MOVAとFOMAが共通になった新型の料金プランの場合、長期利用割引率が10年目までが高くなり、10年目で25%OFFになります。
旧型料金プランでは最大15%、新型料金プランでは最大25%で、ここだけでも差が広がります。

そしてそこに、ファミリー割引(家族みんながドコモを利用)を併用しますと、10年目には基本料金が半額になります。
そんな事もあり、旧型の料金プランを適用している人は変更した方が良いと思います。

私の会社の携帯電話はドコモを使っているのですが、新料金プランが発表されてすぐに変更しました。
たったそれだけなのに、年間100万円ぐらい通信料が下がりましたよ。
理由は、長期利用をしているものが多かったからです。

ソフトバンクが通話料0円を打ち出した際、いろんな人に相談を受けました。
「ドコモからソフトバンクへ移った方がお得なの?」と。
そういう人たちに限って、旧型の料金プランを使っていたりするんですよね。

そしてさらにファミリー割引は、同居している家族の中でしか適用できないと思っている人も多かったです。
実は、請求書送付先や引き落とし銀行口座が別々でもOKなんですよ。
離れて暮らしている家族も適用できますので、家族から離れて一人暮らしをしているお子さんも適用できます。

auの場合、無料通話料を無期限で繰り越せるとうたっており、それはそれでユーザーに親切ではありますが、あれって金額に上限があるんですよね。
まあそもそも、そんなに大量の繰越金額がある場合は、料金プランが適切では無いと云うことですので見直すべきです。
ドコモは2か月までしか繰り越せませんが、ファミリー割引適用者同士で分け合えるので、それは便利かと。
いずれにせよ、繰越料金が多くて喜んでいては駄目です。
プラン見直しをちゃんとしてください。

ドコモの事ばかり書きましたが、auにもソフトバンクにも良いところがあります。
だから、下手に他の通信キャリアへ移行するよりも、自分の利用しているキャリアの美味しいところを存分に適用した方が絶対にお得です。
ナンバーポータビリティは最終手段です。
私が思うに、結婚して嫁いだ先が別の通信キャリアだった時とか、そういう場合以外には薦められません。

「他の通信キャリアの方が、欲しい端末がある」と云う理由で、他キャリアへ移行するなんて言語道断。
最近ですと、ワンセグチューナー搭載のアクオスケータイ欲しさに移行する人がいますが、あれって結局、全部の通信キャリアから発売されるんだよねえ。
他の通信キャリアでヒット商品が出れば、大抵は自分の通信キャリアでも似たようなものが後日発売されるものですから、待った方がいいと思いますよ。
それと、デザインと云うのは曖昧な部分でして、デザインに凝れば凝るほど、そのデザインの寿命は短いものです。
たとえば、インテリアがそうでしょ?
他には、車のデザイン。
ワンモーションフォルム(タマゴ型)のデザインをした車が沢山発売されていますが、あれって、同系デザインの新車が発売されると、既存の奴は一気に陳腐化するので難しい。

長々と書きましたが、見直しは大切だと云いたかっただけです。

本当は、「私の貧乏インターネット」について書こうと思ったのですが、前置きだけで終わってしまいましたorz

Posted by kanzaki at 2006年11月30日 23:17