神崎のナナメ読み

栃尾のジャンボ油揚げ

新潟の栃尾と呼ばれる地域には、「ジャンボ油揚げ」と云う食べ物があります。
新潟の飲み屋で酒を飲む際は、この油揚げが欠かせません。
そのまま焼いても良いのですが、真ん中に味噌や納豆を挟んで焼いても美味しいですよ。

この油揚げについては、下記のサイトをご参照ください。

●栃尾あぶらげ
http://www.city.tochio.niigata.jp/kankou/aburage/index.htm

そんな訳で、我が家の食卓にもちょくちょく、この油揚げが出てきます。

今回はそのまま焼き、上にネギを乗せたもの。
ここに醤油をかける訳ですが、ただの醤油ではありません。
この栃尾のジャンボ油揚げ専用の醤油なのです。

地元の油揚げを最高に美味しく食べるために調整した、地元製作の醤油。
やはり、美味しいと素直に思います。

世の中には、卵かけごはん専用の醤油なんてのもあるそうで、昨年、いろんな番組でとりあげられていました。

●たまごかけご飯 専用醤油
http://homepage3.nifty.com/takakis2/syouyu.htm

他にも、「目玉焼き専用ドレッシング」「かまぼこ専用ドレッシング」「千切りキャベツ専用ドレッシング」「トマト専用ドレッシング」等など・・・たった一つの素材・料理の為に作られた調味料があります。
ついつい、「どんな味なんだろう」と買いたくなってしまいますよね。

世の中が色んな意味で飽和してきたから、こうやってニッチな商品がもてはやされるのでしょう。
けれど、そのニッチが主流になりえる可能性もあります。

食品ではありませんが、スズキの軽自動車「ワゴンR」なんて、正にその典型的な例。
発売当初、あんな背の高い自家用軽自動車なんてありませんでした。
軽自動車は横幅が制限されていますが、高さに関しては、かなり余裕があります。
横が駄目なのでその分、縦に伸ばし、室内空間を最大限に広くしました。
デザインも、男が道具として使える雰囲気にしたのも良かったですね。
今じゃ、このワゴンRのようなスタイリングが、軽自動車の主流になりました。
ニッチ商品だったはずのに。

なんにせよ、我々消費者としましては、様々な生活が潤う商品・料理が登場するのは嬉しいことですね。