昨日、新潟中越沖地震で被災した刈羽村へ行き、ボランティア活動に参加しました。
前回は、被災した自分の会社の復興をお手伝いしに行きましたが、今回は完全にプライベートでの参加です。
私の友人が毎週、休日になりますと、ボランティア活動を行っています。
それに触発され、友人三名で刈羽村へ行きました。
当日、朝7時に集合。
116号線をひたすら走り、ボランティアセンター(通称ボラセン)へ到着しました。
●刈羽村災害ボランティアセンター
〒945-0397 新潟県刈羽郡刈羽村大字割町新田215番地1
農村環境改善センター内
電話:0257-45-2316
↓地図のURL
http://base.alpslab.jp/?s=25000;p=37/25/9.347,138/37/32.635
入り口のところで、ボランティア活動中の保険に加入しました(名前と住所等を書くだけですが)。
中に入りますと、非営利団体の職員の皆さん方が事務処理をしていました。
関西の団体だそうです。
やはり神戸の震災の教訓から、そういった活動が活発なんでしょうね。
黄色のガムテープに住所(ex.新潟市)と氏名を書き、それを自分が着ている服に貼り付けました。
そして、ボランティア活動者である証のネームプレートを首から下げました。
後は椅子に座り、ボランティア活動の仕事をもらうまで待つことになります。
壁に、ボランティア活動の状況が掲示されていました。
日を追うごとに、活動される人の人数が減っているのが分かります。
県内のボランティア活動者が、県外より少ないですね。
表のニーズ件数と言うのが、住民からの依頼を実施した数です。
大体、1日30件前後でしょうか。
ちなみに表には記載されていませんが、前日のボランティア活動者数は、県内27名、県外84名、ニーズ件数は25件でした。
しばし待っていますと、仕事が入りました。
おばあちゃんの家へ行き、間違ってゴミ捨て場に出してしまった粗大ごみを回収して欲しいと言う内容でした。
前日にボランティアの人がゴミ捨て場へ持っていったのですが、依頼主が粗大ごみ回収の日を間違っていたらしいのです。
早速、依頼の詳細や地図等の書類を受け取り、自家用車で現地へ向かいました。
行きますと、おばあちゃん一人しかいませんでした。
せがれ等は仕事らしい。
我々は早速、近所のゴミ捨て場へ行き、食器棚等の家財を引き上げ、自宅の庭へ移動しました。
内容自体は簡単なものでした。
終了後、おばあちゃんが冷たい麦茶を出してくれました。
そしてしばし、会話をしていました。
こういったコミュニケーションもボランティア活動の一つですものね。
お礼を言われ、その家を後にしました。
やはり、礼を言われて悪い気はしません。
ボランティアセンターに戻り、報告書を書いて提出。
また、仕事が入るのを待ちました。
我々以外の人達も、続々とセンターへ駆けつけ、色んな仕事を引き受けて飛び出していました。
次の仕事は、総勢8名の一日仕事でした。
とある家の倉庫に入っていた荷物の山を処分するので、分別してゴミ袋に入れる作業です。
炎天下での作業です。
我々以外に、年配の男の人達4名、若い女の子1名が現地へ向かうことになりました。
割と近くの家でした。
依頼者は中年男性。
品のある人でした。
実際に家に住んでいたおばあちゃんは、新潟市のこの息子さんの家へ避難しています。
本日の夕方、粗大ごみや分別ごみの収集があるそうで、その作業の為に依頼者は刈羽村へ来ました。
とても少人数では出来ないゴミの量だそうで、その為にボランティアセンターに依頼をされたそうです。
現地へ行って驚きました。
震災により、倉庫に入れていた荷物を庭に出しているのですが、その殆どが実際には使わない・使えないゴミばかりでした。
年配になると、何でも溜め込んでしまうものですが、こうやって実際に見ますと驚くばかりです。
10時過ぎから昼食を挟んで午後3時30分まで、ゴミの分別作業をしていました。
上記三枚目の写真に写っている倉庫ですが、作業前はガラクタ類がびっしりと詰まっていました。
その中の天井から木が一本伸びておりまして、それに頭を打ち付けてしまいました。
痛さを我慢して作業していると、再び頭をぶつけました。
すると突然、私はバーサーク状態になりまして、ひとりで全部、中の荷物を出してしまいました。
炎天下の中で作業をしていたので、一時間ごとに休憩をとりました。
依頼者とその娘さんが、冷たいジュースや麦茶、アイスキャンディーを配ってくださいました。
非常に感謝です。
休憩中、みんなで色んなお話しをしていたのでが、全く見ず知らずの人達の集まりなのに、復興震災と言う目標の下、笑顔で語り合えるのは良かったですね。
やはり笑顔が、震災復興に大切だと思います。
ボランティア活動は、お金などの対価をもらう行為ではありません。
けれど、人と人のつながりを実感できると言う対価はもらえると思います。
その日は、その家での作業で終了。
ボランティアセンターで報告書を書き、その場をあとにしました。
帰宅途中、温泉に入り、汗と疲れを落としていきました。
また機会を見て、ボランティア活動に参加したいと思います。
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