2007年10月07日

新米、参上!

先週ぐらいに一雨が降った後、めっきりと涼しくなった新潟。
夜に聞こえる虫の音も、夏とは変わりました。

夜も6時を過ぎますと、だいぶ暗くなりました。
自転車で帰宅する時は、いつもライトを点灯させて走っています。

秋と言えば、食欲の秋。
美味しいものが収穫され、我々の食卓が彩られる季節でもあります。

新潟と言えば、米・コシヒカリ。
新米が我が家にもやってきました。
他の家の人達と共同で、合計120kgの新米コシヒカリを農家から購入しました。
大量に買ったおかげで、同じコシヒカリの新米でも「有機米」を分けてもらえました。

有機米とは、農薬や化学肥料を使用していないお米のこと。
有機米という名前は、JAS有機米の認証をされた田のみにしか使えないそうですよ。
味自体は、普通のコシヒカリと変わらないと思いますが、手の込んだ育て方をしているので、感動もひとしお。

新米のコシヒカリは、水を少なめにして炊くのが一般的。
おかげで、艶のある米の一粒一粒が立っており、甘みを含んだ味が口の中に広がります。
普段、ご飯は一杯しか食べない私ですが、新米の美味しさを前にしますと、やはり二杯目をいただいてしまいます。

美味しいご飯がありますと、他におかずはいりません。
漬物の一つでもあれば良いほど。
このウマさを堪能しますと、新潟に生まれて良かったなあと思います。

新米でなくても新潟の食卓は、他県よりもウマいお米が、普段から食べられます。
そこいらのスーパーで買った食材を適当に料理して、そのご飯と一緒に食べる方が、高い値段を出して外食するよりも美味しいのです。
だから、料理店は長続きしないのが新潟の特徴です。
よほど拘りのある料理店か、激安のところしか生き残っていませんね。

正直、他県でうまいお米に出会った事がありません。
味の好みもあるのでしょうが、それほど食べたいと思えません。
一時期、宮城に住んでいましたが、ササニシキは私には合いませんでした。
宮城は基本的に水を多めにして炊いている家が多かったです。
お粥とまではいきませんが、コシヒカリと違って米が柔らかく、米の粒と粒がくっつき合ってイマイチでした。
宮城はその代わり、カキや牛タン等、新潟よりも美味しいものもありましたので、それはそれで美味しい思い出です。

今日も炊きたての新米をいただきました。
具が多めの味噌汁、味噌漬けの鮭を焼いたもの、その他小鉢に入れたオカズの数々。

kome2008.jpg

やはり、外食するよりもウマいです。
若いときは、このウマさのありがたさに気づきませんでした。
ようやくそれに気づき、外食の機会がめっきり減りました。

自動車に乗らなくなり自転車で通勤、自転車で散歩。
お金のかかるレジャーよりも、こうやって文章を書いたり、絵を描いたりする方が好きになりました。
お金もあまり持たなくなりまして、実は会社へ行く際、財布を持っていってません。
普段、お金を使うことがなくなりました。
あまり、モノを買ったりする事もありませんから、部屋もすっきり。
そして、外食をせずに自宅で食事。
タバコ、ギャンブルは一切しません。
お酒は、ごくたまに嗜む程度(最近じゃ、外で飲む事もありません)。

・・・なんだか、学生時代の「昭和の生活」に戻っているような気がします。
世間の流行等にも乗らず、自分のペースで生きていける。
ひょっとしたらこれって、今の日本ではある意味、非常に贅沢な生活なのもかもしれません。

Posted by kanzaki at 2007年10月07日 22:14