2008年02月28日

足立区が自転車盗難撲滅の為、ワイヤ鍵5万本を区民に配布(東京都)

相変わらず新潟は天気が悪いです。
おかげで、せっかく買ったロードバイクも、部屋の中に置きっぱなしです。

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しかし春が近づくにつれ、外で乗り回す機会も増えてくることでしょう。
そんな日を夢見て、長靴を履いて会社まで毎日、雪道を歩いております。

さて、ロードバイクに乗るのは良いのですが、心配がひとつあります。
それは「盗難」です。

友人や会社の人に聞くと、必ずと言ってよいほど、誰もが自転車の盗難被害に遭っていました。
私が聞いた中で、最も盗難が多発している場所は、新潟駅の駐輪場です。
新潟駅の南口側に、巨大な駐輪場があるのですが、巨大故に監視もいい加減でして、ここで盗まれるケースが非常に多いのです。

新潟駅で自転車を停められる場所は、唯一ここしかないのに、そこで盗難が多発していたら、たまったもんじゃありません。
たまに年配の方が、駐輪場の警備をしている事もありますが、あの程度じゃ盗難の数は減らないでしょうね。

私自身はこの駅の駐輪場で、自転車のライトを盗まれました。
マグライト型でして、それなりの値段はしたものの気に入っていたのに、駅の中にある無印良品でホホバオイルを買って戻ってみたら、あっさり盗まれていました。
その時は、盗まれたショックよりも、「市民レベルの低い地域だ・・・」と切ない思いになりました。
それ以来、この駐輪場を利用することはありません。

しかし駅へ行く際、自転車を利用した方が楽なのは確かです。
こうなりますと、駅へ着いた後、折りたたんで持ち運びできる自転車が欲しいところです。
私が機能的にも、ルックス的にも気になっている自転車は「STRIDA(ストライダ)」と「A-bike」です。

●ストライダ オンラインショップ
http://www.protogallery.com/strida/

●A-bike JAPAN オフィシャルウェブサイト
http://www.abike-uk.com/

どちらも急ハンドルや、ちょっとした段差で転倒しやすそうな構造です。
しかし、用途・目的を絞って使えば、十分に活躍できます。
輪行(りんこう、自転車を鉄道・船・飛行機などを使用して運ぶこと)をするには便利だとも思います。
多分、ストライダを今年中に購入しそうな予感です。

話しを戻しまして、我が家のロードバイク。
これで走るとなると、停車中の施錠を厳重にしないといけませんね。
前と後ろに一つずつ施錠。
そして、自転車と建物を固定するのにもう一つ施錠。
これぐらいしても、街の中では油断なりません。
なにせロードバイクは、各パーツを簡単に分解できてしまうからです。

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上記のように、タイヤも工具無しに外せます。
外で走っていてパンクした際に自分で修理する時や、輪行の際に便利なのですが、その分、盗難もし易くなっています。

自転車の盗難を心配しているのは私だけではないはず。
そんな事を思っていましたら、地域単位で自転車の盗難撲滅を掲げている所がある事を知りました。
それは、東京都の足立区です。

●足立区公式ホームページ
http://www.city.adachi.tokyo.jp/

・足立区 「ワン・チャリ・ツー・ロック作戦」開始!
http://www.city.adachi.tokyo.jp/011/blog/011/d01000097.html

東京都足立区は、自転車の盗難事件を減らすため、一台の自転車に二つの鍵を付ける、「ワン・チャリ・ツー・ロック」を普及させようと、ワイヤ鍵5万本を区民に配布することになりました。

同区は、2006年の刑法犯認知件数が1万3484件と都内で最も多く、そのうち約3割が自転車の盗難です。
自転車を盗難から守ることで犯罪件数を減らし、都内の治安ワーストワンの汚名返上を狙います。

3月から区内の駅周辺で、ワイヤ鍵を配布します。
こういった活動を通し、犯罪件数ワースト2位の世田谷区を抜きたいそうです。

犯罪を個人レベルで防ぐには限界があります。
やはりその場所・地域から、「犯罪の匂い」といいますか、犯罪を犯す雰囲気を消し去るのが一番です。
そういう意味では、自由が丘駅南口駐輪場の「エコサイクル」が一歩進んでいるかと思います。
以前、神ナナでもご紹介しました。

●神崎のナナメ読み: エコ・カッコいい、いまどきの自転車事情
http://kanzaki.sub.jp/archives/001544.html

・自由が丘駅南口駐輪場「エコサイクル」
http://www.lococom.jp/ad/article/A13/10/01/4911/165345/

自転車を格納する入り口だけが地上にあり、カードを差込み自転車をセットすると、アッと言う間に自動的に地下へ。
地下8層に144台の自転車を格納。
自転車の取り出しも全自動。
僅か10秒で出てきます。
これならば、駐輪場の沢山ある自転車の中から自分の自転車を探す手間も無いし、盗難の心配もありません。

1ケ月定期で、一般は2,600円、学生と65歳以上の方は1,300円の有料ですが、もし新潟駅にも完成したら、是非とも利用したいものです。

田舎とはいえ、新潟市の中心部ともなりますと、人の出入りが多く、近所づきあいも希薄になりがちです。
人との距離が遠くなると逆に、犯罪との距離が近くなるような気がします。
その為にも、挨拶を交わしたり、親睦を深めるのが大切だと思います。
そういう人と人との穏やかな交わりが、健全で犯罪の少ない街づくりになるのではないかと思います。
そうすれば、鍵の配布なんていう、犯罪が起きることを前提にしたキャンペーンも必要なくなるのではないかと思います。

私も普段、会社への通勤途中、ご近所の方達とは必ず挨拶をするように心がけています。
かえって年配の方のほうが、挨拶に躊躇しますよね。
けれど、私の方から挨拶をするようにしていましたら、ごく普通に挨拶の交わされる雰囲気になりました。
こういう何気ない人との交わりが増えていけば、自転車を施錠する鍵の数も減らしていけるのかなあと思ったりします。


ps.

(1)PSP用ソフト「MyStylist(マイスタイリスト)」、2月28日本日発売

「マイスタイリスト」は、PSP専用カメラで自分のワードローブの中のアイテムを撮影し、データとして整理することで、毎日のコーディネートや新しいアイテムを購入する助けとなるファッションライフ・サポートツールです。

●MyStylist(マイスタイリスト)公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/mystylist/

・公式ブログ「服がキマると、いちにちシアワセ。なブログ」
http://scomu.jp/mystylist/

・あなたのワードローブ活用術――「マイスタイリスト」で着まわし解決 (1/2) - ITmedia +D Games
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0802/12/news103.html

・「マイスタイリスト」荒木令奈氏インタビュー:「ファッションも娯楽」だと思う――女性による女性のためのツール - ITmedia +D Games
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0802/28/news007.html

自分のワードローブをPSPに接続したカメラで撮影し、それをバーチャルクローゼットとして活用することで、毎日のコーディネイトやショッピングを便利にするという、男性では絶対に企画できなかったソフトと言えましょう。
上記のリンク先にある通り、企画したのは荒木令奈さんという若い女性です。
やはり、ゲームソフトに対する価値観の違いが、こういった独特なソフトを生み出したのでしょう。

ゲームっぽくないソフトと言いますと、「ニンテンドーDS」のソフトに多く見受けられます。
ただし、ハードスペックが低いですし、自分で作成した大容量のデータを保存管理が難しいです。
そういった意味では、何かを作成してデータを沢山溜めていくのにはPSPが向いていると言えましょう。

周辺機器であるカメラの使い方をマニアックな方向ではなく、ライフスタイルの提案としてのツールとして使用している部分にも好感が持てます。

部屋にある洋服が沢山ありすぎて管理できない人は、男女問わず多いものです。
中には、一度しか袖を通さず、そのまま肥やしになっているものも多いかと思います。

洋服の整理整頓術として、私が以前に何かで見た方法は、デジカメを活用することでした。
所有している洋服や小物を撮影し、パソコンの画面で整理して見ますと、自分に合わないもの、時代に合わないもの等が冷静に判断できるそうです。
そうやって、不要なものを捨てるのだとか。

また、二度と着ることがないかもしれないけれど、思い出のある洋服もあることでしょう。
そういうものは無理に捨てることはありませんが、もしどうしても捨てるならば、デジカメで撮影しておけば、捨てる際の精神的苦痛を和らげる事が可能です。
思い出グッズは、モノとして形が存在している必要はなく、そのグッズを通して過去を振り返るきっかけになりさえすれば良いのです(だから写真でも大丈夫)。

自分の所有しているアイテムをカメラで撮影して整理するのは一苦労ですが、今回の携帯ゲーム機ソフトを利用しますと、ゲーム感覚で気楽に出来ると思いますよ。

一定の特定層にターゲットを絞った今回のようなソフトは、もっと注目されるべきだと思います。
私も作ってみたいものですねえ。
勿論、私が作るのでしたら「ワーキングプアのサラリーマンご用達ソフト」になることでしょうorz


(2)黒板に落書きできる「こくばん.in」

パソコンの画面上を学校の教室の黒板に見立てて、いろいろな落書きが出来るサイトが人気です。

●チョークの粉も再現 黒板に落書きできる「こくばん.in」のこだわり - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/28/news049.html

・こくばん.in
http://kokuban.in/

実際に書いていましたら、チョークの粉が軽く落ちたりと、雰囲気がとてもよく再現されています。
超リアルなモノを書けない、描けないからこそ、気軽にアイディア勝負で楽しめるのですね。
是非、使ってみてください。

Posted by kanzaki at 2008年02月28日 22:59