仕事は別として、私的用事で手紙を書くという機会が、殆どなくなりました。
おそらく多くの方が、私と同じではないでしょうか。
ワープロを使わない手書きの手紙というのは、非常に温かみや、その人の人となりを感じさせます。
また、手紙に使う便箋の選択も、これまた使用する人の個性が反映されるものです。
夕刊を見ていましたら、こんな面白いハガキ(正式には"定形郵便物")を発見しました。
●和歌山県・すさみ町商工会公式サイト「するめーる」
http://www2.ocn.ne.jp/~aritafum/sub2.html
あのスルメイカが定形郵便物に変身。世界初の「するめーる」が発売されました。
「するめーる」とは、南紀すさみで捕れたトレトレのスルメイカを干し、真空パックにしたもので、定形郵便物として送れます。
愛する方には「愛するめーる」、恋する方には「恋するめーる」、色恋にご縁のない方にもお手紙として最適。
もちろん、包装を解けば、おいしく食べていただけます。
「するめーる」には、通常バージョン、暑中見舞いバージョン、年賀バージョンの三種類がございます。ぜひご利用ください。
するめーる 1枚230円
書中見舞いバージョン・限定3.000枚発売中
和歌山県すさみ町の和歌山南漁協すさみ支所が、「するめーる」の暑中見舞い版の販売をはじめました。
するめーるとは、町特産のスルメイカを干して真空パック処理し、はがき仕立てにした商品のこと。
あて先やメッセージを書き込むシールを袋の表面に張って使います。
中に入っているスルメは、勿論食べられます。
2000年6月の販売開始からこれまで、2万5000枚を売りました(年賀状版を含む)。
今回は3,000枚の限定。
1枚230円。
お問い合わせは、同支所TEL 0739(55)2002です。
どういう経緯で、スルメをハガキにしようと思ったのでしょうかね。
地元の名産を遠方の方へ、郵便という形で知らしめる、非常に面白く且つ有効な手段だと思います。
手紙を書く機会の減った私ですが、何故か必ず手紙を送っている相手がいます。
それは、自分の弟宛です。
毎年誕生日にプレゼントを郵送するのですが、その中に手紙を忍ばせてあります。
いろいろと書きたい事はあるけれど、これだけは伝えたいという事を短い文章の中であらわしています。
書いていると、長々とワープロを使って書く方がよほど簡単な気がします。
短い文章を書くのに、長い時間考え、何度も書き直します。
そうやって書いた手紙はきっと、相手の心に伝わると信じているからです。
電子メールの良さは否定しません。
無ければ困ります。
けれど、人情とか風情とか粋とか、そんなものを感じさせる「手書きの手紙」というものを今の時代だからこそ大切にしたいと思っています。
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