2008年09月15日

小中学校の生活習慣や学習態度についての調査結果

文部科学省が8月末に公表した2008年度の全国学力テストでは、小中学校の生活習慣や学習態度などについても調査が行われました。

・テレビ、ビデオ、DVDを一日三時間以上見る子の割合は、小学校で45.8%、中学校では38.8%で増加傾向。

・携帯電話で通話やメールを「ほぼ毎日」「ときどき」している割合は、小学校で25.5%、中学校では57.9%で増加傾向。

・学校以外で読書をする時間は「一日三十分以上」の割合が、小学校で36.9%、中学校で28.2%で大きな変化なし。

・「朝食を毎日食べる」、「ほぼ毎日食べる」の割合が、小学校で95.4%、中学校で92.0%で微増。

・「生活習慣・学習態度」と「テストの正答率」の調査結果
→テレビ、携帯電話、インターネットに費やす時間の短い児童・生徒ほど正答率が高い傾向がある。
→携帯電話の使用時間が長い生徒ほど、算数・数学の正答率が低い。
→インターネットの使用時間の長い生徒ほど、算数・数学だけでなく国語も正答率が低い。

・考える姿勢が強い児童・生徒ほど、国語の正答率が高くなる傾向がある。

・「物事を最後までやりとげて、嬉しかった経験がある」「学校の決まり・規則を守る」これらの生徒の方が正答率が高い。

・平均正答率が高い学校ほど「児童・生徒の思考を深めるような発問・指導をしている」「国語の指導で書く習慣を身につける授業をしている」「適切なノートの取り方などを指導している」「授業中の私語が少なく、落ち着いている」。


上記全体を見てますと、大人にとって都合の良い、しごく正統派な結果ですよねえ。
しかし実際、そういうものなんでしょう。
便利で楽しいものに費やす時間が増えれば、勉強に費やす時間が減るのは当たり前ですし、当然、試験の結果も悪くなるものです。

上記の結果で試験結果の悪い生徒の生活・習慣を見ていますと、まさに私の小学校、中学校時代の生活そのものですorz
その結果が今の自分。
それでも何とか生活していけているのは、周りの大人の人達の指導のおかげだと思いますし、時代的にも日本がまだ右肩上がりで成長していた頃に学生だったおかげかと。
もし、少しでも遅く生まれていたら、私のような人間は今頃、路頭に迷っていたことでしょう。

大人になってから、この小学校・中学校の生活習慣や学習態度の「良いほう」を実践してみるのも悪くないかもしれませんね。
人生の転機なんて、自分が決意すればいつだって訪れるもの。
その際、楽な方に向いていた生活を改めれば、自ずと良い方向へ向かう気がします。

ようやく仕事のペースが落ち着いて、穏やかな心を戻しつつあります。
忙しかった頃の後遺症がまだ残り、寝たきりになる時もありますが、時間が解決してくれることでしょう。
逃げたいとばかり思っていた頃よりは、冷静に物事を考えられるようになりました。
せっかくのチャンスです。
小学生や中学生の良い生活習慣を取り入れて、自分自身を磨きたいと思います。

Posted by kanzaki at 2008年09月15日 20:37