新潟市美術館にて、「高橋留美子展」が開催されていました。
新潟での開催は2009年3月7日(土)〜4月12日(日)まで。
つまり、本日まででした。
●高橋留美子展 -TeNY-(新潟版の公式サイト)
http://www.teny.co.jp/rumic/
●高橋留美子展 It's a Rumic World
http://websunday.net/rumic/
新潟市美術館は、新潟に古くからある美術館です。
今回、開催されたのは勿論、高橋留美子先生が新潟市の出身だからです。
高橋先生の撒いた漫画の種のおかげで、新潟から沢山の漫画家が誕生しました。
以下、地元のメディアが取材した時の画像です。
白を基調とした館内に、多くの原画が展示されています。
全部で150枚ほど、展示していました。
間近で見ましたら、はみ出た色をホワイトで修正したり、色の重ね具合もちゃんと分かりました。
こうやって見る事なんて滅多にありませんから、大変有意義でしたよ。
ブースは作品ごとに分かれており、うる星やつら→めぞん一刻→らんま1/2→犬夜叉→その他短編作品と続きます。
カラー原画だけでなく、例えば「うる星やつら」の最終回等の原稿や、各作品のコミックの海外版なども展示していました。
各作品のブース入り口に、今回の展示会の為に書き下ろしたイラストがありまして、奥へ進むほど、キャラクターがこのように増えていきます。
「めぞん一刻」の響子さんの部屋を再現したり、一刻館のミニチュアモデルなども展示していましたよ。
そういや一番最初の入り口で、アニメが上映されていました。
サンライズが新たに製作した3分のアニメで、「うる星やつら」の諸星あたるが、「らんま1/2」の女
乱馬や、「犬夜叉」のかごめを口説こうとして、ラムちゃんの電撃攻撃、犬夜叉・女乱馬の攻撃をくらうというもの(勿論、声優はオリジナルと同じ)。
そして展示の最後のブースのところで、大きなプロジェクターと沢山の椅子が用意されており、高橋先生原作アニメの上映会をやっていました。
少年サンデー50周年および高橋留美子展の開催を記念した、「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」のオリジナル新作アニメです。
うる星やつら『ザ・障害物水泳大会』
らんま1/2『悪夢!春眠香』
犬夜叉『黒い鉄砕牙』
当然、最新アニメなので、地デジと同じアスペクト比です。
うる星やつらのアニメは、十数年ぶりになるかと思います。
この三作品を日替わりで上映しているので、全部を見るには最低三回は来なくてはいけません。
最終日は、「らんま1/2」でした。
天道あかねが、変な呪い(?)によって眠りながらもとてつもない力で破壊活動をしていきます。
それを色んなキャラクターが止めようとする内容。
さすが最新アニメだけあり、とても絵が綺麗。
そして、キャラクターの声がオリジナルと同じなのが嬉しかったです。
他にも、他の漫画家が描いたラムちゃんのイラストとか、面白いものも展示されていました。
グッズの販売もしており、新潟でしか手に入らないラムちゃんのストラップは、笹団子を持ち、トキに乗った姿です。
桜が満開の休日でしたが、それでも最終日とあり、多くの人が展示会へ訪れていました。
私のように、「うる星やつら」や「めぞん一刻」をリアルタイムで見ていた世代だけではなく、昨年連載が終了した犬夜叉の世代も多く訪れ、老若男女、沢山の人から支持を受けているのを感じました。
ちなみにいかにも、漫画・アニメヲタの人は殆どいませんでした。
高橋先生はいつの時代も先頭を突っ走る人です。
過去の作品を振り返りつつも、やはり新作を読んでみたいと思うのは、ファン全員の願いだと思います。
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