2009年04月13日

ニコンD90用に、単焦点レンズ「ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」と「ニコン マルチパワーバッテリーパックMB-D80」等を購入しました【1】

現在私は、ニコンのD90というデジタル一眼レフカメラを使っています。
昨年9月の発売日に購入してから半年が経過しました。
別段、テクニックが向上した訳ではありませんが、日常で使っていて「パワーアップさせたいなあ」と思っていた部分について、色々と追加購入しました。

以下、カメラのキタムラで購入したものです。

(1)レンズ ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G  \26,800
(2)レンズプロテクター ケンコー PRO1D プロテクター(W) 52mm \2,110
(3)バッテリー ニコン Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL3e \6,780
(4)バッテリーパック ニコン マルチパワーバッテリーパックMB-D80 \13,400
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合計 \49,090


d90powerup01.JPG

(1)レンズ ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

●商品情報「AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G - DXニッコールレンズ」
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/dx/singlefocal/af-s_dx_35mmf18g.htm

焦点距離35mmのニコンDXフォーマット標準単焦点レンズ。小型SWMを搭載した静粛で高速なAF撮影、単焦点レンズならではの高い描写性能を実現。小型一眼レフ装着時のバランスが良い、コンパクトなデザインです。
開放F値1.8の明るさで、光量が少ない室内などでも手持ち撮影がしやすく、また美しいボケ味を生かした撮影が可能です。焦点距離35mm(FXフォーマット・35mm判換算で52.5mm相当の撮影画角)で被写体を自然に捉えるスナップや風景撮影に最適です。


魚眼レンズを抜かせば、DXフォーマットで初めての単焦点レンズのリリースとなります。
やはりテクニックを磨くには、35mm判換算で50mmという最も標準的な画角に慣れておいた方が良いと思いました。
今まで、焦点距離18-105mmのズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR」のみを使用していました。
勿論、このレンズは本体D90専用に作られたレンズですから、非常に優秀です。
けれど一眼レフカメラは、レンズ交換が出来るのがメリットな訳ですから、次のレンズ購入を考えたくなるものです。

そして次にどんなレンズを買おうか考えたとき、
「もっとズームが出来るレンズ」
「もっと広角撮影ができるレンズ」
等も考えましたが、それよりも
「もっと明るいレンズが欲しい」
という気持ちの方が強く、値段等を考慮すると、今回購入したレンズに自然と決まりました。

今までズームレンズを使用していた際、室内で使用すると、あまり綺麗に撮影は出来ないし、フラッシュを炊かないとシャッターが下りない等、ちょっと困っていました。
今回のレンズはF値が1.8ですから、三脚やフラッシュを使用せずとも室内での撮影が出来ますし、屋外等でも背景のボケ味が期待できます。

購入の際に気になっていたのは、価格コムの掲示板の書き込みです。
AFがあった瞬間、ファインダー内の画像が上下に動く現象が発生する個体があるとの事です。
せっかく入手したものにそんな不具合があるのは勘弁です。
注文をした際、この不具合について説明し、動作チェックを依頼しておきました。
店長さんが、D90とD300にて実際に動作チェックをしていただいたものを購入しました。
店長さんはわざわざ、ニコンへも問い合わせてしてくれました。
ニコンにもそういった問い合わせは幾つかあるそうですが、ニコン側は実際にその誤動作を確認していないとの事でした。

今回のレンズを購入して良かった点は、

1.今までのレンズより被写体に寄れる
2.被写体に寄っても、いとも簡単に背景がボケる

という事でした。
1については、今まで使用していたレンズですと寄れる距離は45cmまででしたが、今回のレンズは30cm。
この15cmの差はとても大きいです。
30cmと言っても、カメラ本体のセンサーから30cmですから、レンズの先端から被写体の距離は15cmもありません。
どうせこれ以上寄っても、今度は被写体にカメラの影が映りますから、これで十分に良いと思います。

2については、今まで体験したことの無いF値1.8の世界により、たやすく可能です。
寄っても、背景をボケさせられます。
背景のボケ方が、なんと表現したら良いのか分かりませんが、「ボワンボワンとしている」と言った感じで初めて体験です。
そしてその癖、中心部のピントを合わせたところの緻密さが凄いです(ちゃんとピントを合わせればの話しですが)。
また、このレンズにはブレ防止機能はありませんが、明るいレンズなので、ブレる事はありませんでした。

このレンズですと、D90本体の弱点である「露出オーバー(適正露出を上回っていること。白っぽく写る)になりやすい」という部分が顕著に現れます。
「AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR」では殆どそんな事はありませんでした。
逆に暗い感じになりやすいので、いろんな設定で明るさを持ち上げていました。
今回の35mmレンズを使って屋外撮影をしている際、極端に画面が白っぽくなったり、極端に画面が暗いものがいくつもありました(暗いのは逆光のせいか?)。
これは、本体を「AF-S DX NIKKOR 18-105mm F3.5-5.6G ED VR」の設定のままにしていたせいもあるかもしれませんね。
次回は、D90の設定を一旦リセットして撮影してみたいと思います。

短焦点レンズですから、ズームは勿論できません。
その為、自分自身が足や腕を使って被写体に近づいたり、遠のいたりして撮影をします。
使う前までは面倒かなあと思ったのですが、実は逆でして、撮影するのが楽しくなりました。
私は元々、一つの場所にじっとして撮影するのは好きじゃなく、どんどん移動して撮影するタイプです。
そういう人には、短焦点レンズの運用に困らないと思います。
今までのズームレンズよりもコンパクトで軽いのも、機動性重視の私には嬉しいです。
まだこのレンズを使ったのは半日だけですから、しばらくはズームレンズに頼らず、このレンズ一本で鍛えようと思います。

単焦点を使ったからと言って、背筋がゾクッとするほどの写真が簡単に撮れる訳じゃありませんでした。
けれどなんと言うのでしょうか、「絶対に使いこなしてみせる」「絶対に良い作品にしたい」と思わせる何かがありました。

続きはまた次回へ。

●次回の記事: ニコンD90用に、単焦点レンズ「ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」と「ニコン マルチパワーバッテリーパックMB-D80」等を購入しました【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/001835.html


(撮影サンプル)
下記の写真は、「ニコン AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を使い、F値1.8で撮影したものです。
あえて何も加工してません。
昨日は天気がとてもよく、しかも桜が満開でした。

saku9-01.JPG

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Posted by kanzaki at 2009年04月13日 22:15