●東京新聞:「旅」と「仕事」。楽と苦で対立する言葉のようだが、実はなか…(6月7日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2009060702000101.html
「旅」と「仕事」。
楽と苦で対立する言葉のようだが、実はなかなか深い結びつきがある。
「旅」の意のトラベル(travel)という英語は、フランス語のトラバーユ(travail)と同根だそうだ。
求人誌の名でそこそこ知られるようになり、転職を「とらばーゆする」などと言う人もあるが、これが「仕事」の意。
昔の旅もそうだったが、仕事も苦労してするもの、というつながりらしい。
(中略)
<なにゆゑに旅に出づるや、なにゆゑに旅に出づるや、何故に旅に>と歌った牧水にあえて答えるなら、「仕事」など何かと苦労の多い日常を生きるため、一時の非日常を求めるからだ。
小さな旅でもいい。
心のゆとりを保つためにこそ、むしろ「旅」が必要なのかもしれない。
「不況」という言葉がテレビの中だけではなく、実際に自分に色んな形で降りかかってきているなあと思います。
特に金銭的なものが大きいです。
会社の業績と賃金は連動していますからね。
確かに会社の中でも、家族を持ち、更に住宅ローンを抱えている人は、相当大変なようです。
そんな人達から私は「独身貴族はいいねえ」と言われるのですが、「いいえ。独身貧民です」と返しています。
まあ確かに貯金する金額が減っただけで、金銭苦から生活を改善するという事はありません。
ただし不況とか、賃金カットとかは関係なく生活の改善はしていますよ。
不要なものは殆ど捨ててしまって身軽にし、マイカーは殆ど使わずに折り畳み自転車かロードバイクで移動。
弁当と水筒持参で会社へ自転車通勤。
おかげでお金に溺れず、視界がクリアーになってきました。
冒頭の社説にて、非日常を求める為の旅を推奨しています。
確かに自分の普段住みなれている場所から離れると、そこがどんなところであれ、非常に印象深い体験となります。
私の場合ですが、普段の生活の中でそうそう旅は出来ません。
けれど非日常を求めたくなる心はあります。
そんな心境がカメラを持たせ、ファインダーを覗いてシャッターを切らせるのでしょうね。
旅ではありませんが、住み慣れた街がいつもと違う視線になるので、これもまた一つの小さな旅のようなものです。
綺麗な観光名所も良いですが、「祭り」というものも非日常が演出され、見ているだけで楽しいです。
私の場合、それほど遠くへ旅に行くことはありませんが、最近は県内の祭りを撮影しに行くことが増えました。
今日はバスに乗って、新潟市南区にて行われている「白根大凧合戦」を撮影しに行ってきました。
詳細は明日以降に改めて書きます。
「祭り」というのは、地元の人達にとっては日常生活の場所が、がらりと変化する日です。
見た目だけではなく、その場所にいる人達の高揚感みたいなものも感じ取れ、旅の味わいに似ていると思います。
不況になると業績が落ちて、仕事のボリュームが減るかと思いきや、かえって「改善」の言葉によって仕事がきつくなる傾向にあります。
追い詰められて心もすさみます。
見返りが期待できないから、ただ単に辛いだけ。
「ご飯を食べる為に仕事をしている」はずなのに、いつの間にやら「仕事をする為にご飯を食べている」ような状態。
旅に拘る必用はありませんから、何か非日常的なものを感じ取れるものを探してみてはいかがでしょうか。
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