2009年07月10日

高齢期の付き合い費

おじいちゃん、おばあちゃんは孫に優しく、いろいろなモノを買ってあげたりします。
小さい頃、お年よりはお金持ちだという印象がありましたが、本当は年金生活ですので、一部の例外を除けば、生活費のやりくりが大変なのが現実です。

ファイナンシャルプランナー曰く、高齢期の付き合い費は、自分の家計のルールを早めに決め、周囲にも事情を説明するのが、抑えるコツだそうです。

例えば今の時期ですとお中元。暮れにはお歳暮。
こういった贈答費の場合、お互いに贈り合っているなら、勇気を出してやめる提案をしてみるのも手です。

「年金生活に入り、日々の暮らしに余裕がなくなりました。失礼ながら、これからは季節の便りに変えさせていただきますので、ご容赦くださいませ」

電話では言いにくいですが、丁寧な手紙を出せば納得してくれるケースも多いです。
相手もリタイア組ですと、かえって感謝されるかもしれません。

自分が一方的に贈っている場合はどうでしょう。

「わが家もとうとう、年金生活に入りました。今後も感謝の気持ちをお届けしたいのですが、難しくなりそうなので、今回は今までの感謝の想いを込めた品を贈らせていただきました。これからも皆様の末永いご健康とご多幸をお祈りします」

このような文章と共に、少し値の張った品を贈り、「これが最後」との意思表示をする方法もあります。

言い出しにくいという理由だけで贈り続けるぐらいならば、早めに区切りをつけるべきだというのは私も賛成です。
生活に四苦八苦しているのに贈り続けるのは、双方に良い効果を生み出しません。

本当に仲の良い間ならば、相手に辛い想い・金銭的負担はさせたくないと思うもの。
もし相手から上記のようなメッセージを伝えられたら、ちゃんと相手の考えをくみ取り、今後も違う形で交友を深めていきたいものですよね。

Posted by kanzaki at 2009年07月10日 22:28