2009年08月29日

勝間和代 成功を呼ぶ7つの法則【1】

アナリスト・勝間和代さんの「勝間和代 成功を呼ぶ7つの法則」という書籍を図書館から借りて読んでいます。
A4サイズぐらいある大きいものですが、その代わり100ページに満たないものでして、「雑誌・ムック本」という言い方が一番相応しいかもしれません。
内容的にも、今まで勝間さんが書かれた著書の紹介本みたいなもので、最初にこれをガイドブックとして読んでおくと良いと思いました。

成功を呼ぶ7つの法則とは、

1.三毒追放を実行する
2.投資と消費の区別をつける
3.自分をGoogle化する
4.上手にわがままになる
5.Giveの5乗を実行する
6.心と体の体力をつける
7.セレンディピティを持つ

以上の7つです。

1.三毒追放を実行する

自然なポジティブシンキングをするには「妬まない、怒らない、愚痴らない」を心がけることです。
この三つの感情が芽生えたとき、なぜそう思うのかを分析してみるのです。
真似るべきことがあるか、どう対策を打てばよいか等を要素分解して検証してみましょう。


2.投資と消費の区別をつける

お金と時間の使い方を「投資」と「消費」に分ける癖をつけましょう。
お金や時間を使うとき、その効果が長時間にわたり将来の有形無形の利益として返ってくるものが「投資」であり、その場で効用を楽しんだ後にすぐ消えて無くなってしまうものが「消費」です。
「消費」はなるべく避けて時間やお金を節約しましょう。
逆に、使ったお金や時間に利子が付いて返ってくるようなものは、惜しまずに時間もお金も使いましょう。
例えば、なるべく良いスペック・筐体のノートパソコンを買うとかです。
自分や子供に対する教育費も典型的な投資でしょう。
投資への時間とお金を使うことは成功の種であります。


3.自分をGoogle化する

意思を信じず、仕組みを信じましょう。
人は心が弱いですから、すぐに楽な方へ逃げがちです。
だから、仕組みで補う必要があります。
簡単な方法は、ITの活用です。
いろいろ自分にあった仕組み作りをパソコンやIT機器、人の力を使いながら行っていくことを「自分をGoogle化する」と勝間さんは呼びます。
Googleは全てを一定のロジック、すなわち仕組みに落とし、人間が判断しなくても的確な検索サービスを実現し、更にメール、地図などの統合した環境を実現しました。
同じように私達もやりたいことを行動レベルまでに落として、それを支える仕組みを作り続けるのです。
例えば、忙しい中で勉強を続けるには、通勤電車で耳から勉強できるオーディオブックを活用し、充電の早いデジタルオーディやプレーヤーを用意するなどです。
また、効果的な読書をしたければ、読んだ内容をブログやmixiのレビューに載せたりしてヤル気を維持する仕組みを作ります。
大事な事は、頑張らなくても続けられる仕組みを取り入れていくことです。

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「1.三毒追放を実行する」は老若男女、誰にでも共通する大切なことだと思いました。
感情で動くのが人ですが、負の感情を相手にぶつけてしまった場合、人間関係を修復するのは大変です。
そうしない為にもクールダウンする時間が必要です。
忘れてしまう事で解決するのも良いでしょうが、似たような事が起きた場合、また同じ過ち・考えを繰り返してしまいます。
三毒の追放は宗教的な考えだと思いますが、社会で生きていく上で誰もが見につけておいた方が良いと思いました。
なぜそう感じたのか、どうやったら解決できるかを考えることは、思考の向上にも繋がりますしね。
人が強くなるというのは、こういう考えの上に成り立つような気がします。

「2.投資と消費の区別をつける」ですが、これも大切ですね。
酒、タバコ、パチンコ、ギャンブルで身を崩す人は「消費」にばかりリソースを食いつぶしますよね。
この本を読み、最近は消費を極力減らして、投資に回している自分に気付きました。
それが当たり前になっている自分は、ちょっとは成長してきたのかな?

「3.自分をGoogle化する」ですが、仕組みを決めるのは良い事です。
特に仕事上、仕組み(ルール)を作るのは大切。
仕組みを作ると、仕事を他の人へ教えて引継ぎをする時に大変便利だなあと感じます。
迷いながら生きるのが人ではありますが、迷うのは、その先に笑顔を作るためですよね。
笑顔への近づく為に、勝間さんをはじめ、色んな人の考えを自分の生き方に取り込んでみてはいかがでしょうか。

続く。

Posted by kanzaki at 2009年08月29日 21:56