2009年08月30日

勝間和代 成功を呼ぶ7つの法則【2】

前回の続きです。

成功を呼ぶ7つの法則とは、

1.三毒追放を実行する
2.投資と消費の区別をつける
3.自分をGoogle化する
4.上手にわがままになる
5.Giveの5乗を実行する
6.心と体の体力をつける
7.セレンディピティを持つ

以上の7つ。
前回は3つご紹介しましたので、今回はその残りです。

4.上手にわがままになる

上手なわがままとは、いい人になりすぎず、自分も相手も大事にすること。
上司からの指示に対し、自分の能力の潜在性と限界を理解したうえで、そのままだと上司が望んだ結果にならないことが予想つくことがあります。
その際に「駄目です」と言うのではなく、納期や内容の交渉をしたり、具体的なコーチングを依頼したり、より建設的な提案をするのです。
相手と自分の間に信頼関係を築き、どのように自分を扱ってもらえれば、あるいは、どのように相手の能力を生かせば、二人の総合結果として最大の成果が発揮できるのか、常に考えましょう。

5.Giveの5乗を実行する

情報と人脈に投資しましょう。
Giveの5乗とは、見返りなしに与えて、与えまくれの法則。
相手が不得手なことや時間がかかることで、しかも相手が欲しいもので、かつ、それが自分が相対的に優位なもので、時間やお金が殆どかからないものならば、どんどん与えましょう。
情報と人脈もその一つ。
こういうものは、多くの人が共有することで、ますます価値が高まります。
こうやっていますと、相手は機会があれば、そのお返しをしようと思ってくれます。
少なくとも、ファンにはなってくれることでしょう。
大事な事は、自分の情報や人脈が人にあげられるほど、予め豊富でなくてはいけないという事ですよ。
情報をまめに収集したり、相手とのつながりを強化していきましょう。

6.心と体の体力をつける

心には判断力を、体には筋力と持久力をつけましょう。
体力をつけるという事は、集中力の向上、心の余裕へ繋がります。
そしてそれが心の体力、つまり決断力がつきやすくなります。
また、この決断力も日頃から訓練しておかなければ、その時になって急にできるものではありません。
だから日頃から訓練が必要です。
しかし、大事に捉える必要はありません。
通勤の途中でエスカレーターに乗ってしまうのを、階段へ変えるのだって決断です。
電車でお年寄りや妊婦さんがいたら、さっと席を譲るのも瞬時の決断力の訓練です。
体力と決断力を鍛えることで、心身が鍛えられ、相手との関係性が良くなり、幸運が集まることでしょう。

7.セレンディピティを持つ

セレンディピティとは、偶然の中から新しい幸せを見つける能力のことです。
大切なのは、偶然をただ待つのではなく、セレンディピティが生じそうな偶然の回数を増やすことです。
人脈を増やそうと思ったら、リアルの場で積極的に探したり、SNS等を活用したりします。
そうやっても全員と長期かつ有効な関係になる訳ではありません。
しかし、どんどんやっていかなければ、良好な関係の人と出会う確率は増えません。
大切なのは、少ない場数で勝率をあげるのではなく、そういう場面を増やすことです。
仕事でも、自分の裁量の範囲で可能なものがあれば、どんどん試してみます。
中にはうまく行かないこともあるでしょうが、そうやってどんどん試してみましょう。
やらないものは絶対にうまくならないのですから。

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今回とりあげたものは、どれも積極的な姿勢が共通していますよね。
相互理解を深めるに、自分自身を相手に知ってもらう。
相手の信頼を勝ちとるため、どんどん相手に有利なものを提供する。
そういう積極的な姿勢は、日頃から心と体の鍛錬が必用。
全ての積極的な行動が必ずしもうまく行くとは限らないから、駄目でもどんどん場数を増やしていって勝率をあげていく。

「いい人」で終わらず、常に向上していく姿勢で生きていく。
なんて、アクティブで輝かしい生き方なのでしょう。

そんな人が身近にいたら羨ましいと思うし、出会いたいと思うもの。
しかし、必ずしもそういう人が身近にいるとは限りません。
だったら自分がそうなりましょうよ。
明日からまた新しい一週間のはじまりです。
しかも9月へ突入。
スタートするには、ちょうど良いと思いませんか?

Posted by kanzaki at 2009年08月30日 19:37