2009年10月21日

期待と現実のギャップ

●イライラさせられる同僚と気分よく付き合うコツ : ライフハッカー[日本版], 仕事も生活も上手くこなすライフハック情報満載のブログ・メディア
http://www.lifehacker.jp/2009/10/091014_iraira.html

米誌『BusinessWeek』では、職場の同僚の言動にイライラする根本的な原因は自分の期待であると述べ、同僚とうまく付き合うコツとして、相手の日常の行動や習慣は変わらないということを認識するのが第一歩と指摘しています。


・・・あ〜、これは非常にわかりますねえ。
仕事や人間関係でイライラしたり、相手に怒りを感じる原動力の多くは、期待と現実のギャップですからね。

学生の頃、卒業を間近に控えて読んだ洋書にも、似たような事が書かれていたなあ。
理想と現実の差が大きければ大きいほど、その人は不幸になるというもの。
理想というのは「無いものねだり」な訳で、もともと自分に備わっていない高みを追い求めようと思っても、自分にそんな能力もないし、そうそう努力で埋められるものでもない(しかも大抵は口だけで、実践をしようともしない!)。
自分を低く評価せず、「今の自分で100点満点なんだと思いましょうよ」というもの。

よく「♪夢はきっとかなう〜」なんて安直な歌詞のJ-POPが多すぎるから、それにまんまと騙される若い人も多い。
しかも、その歌詞の中に出てくる夢というのは、芸能界で華々しく活躍するとか、成金趣味的な大金持ちみたいなものばかり。
夢って、そんなものなのか?

昔、大槻ケンヂがラジオで、「一つの物事を長く続けていれば、中の下にはなれる」と言ってました。
これぐらいが妥当だと本当に思います。
期待と現実、理想と現実のギャップを緩やかに埋めつつ、少しずつ諦め・妥協・折り合いをつけやすい。

年齢を重ねてくると、才能と努力の結果、なにかを達成するとかを感じる回数は少なくなります。
その代わり、何かを納得して、穏やかな笑顔の中で諦める回数が増えてきます。
絶望感とは違います。
だって涙は出ませんもの。
多分、若い頃は舞い上がる為に努力していたけれど、今は緩やかに着地する地点を探し求めているからなんだと思います。

こういう事が分かってくれば、大抵の事には動じずに生きていけそうな感じがします。

Posted by kanzaki at 2009年10月21日 19:55