2009年11月16日

日本ナポリタン学会とは?

皆さんは、ナポリタンをご存知でしょうか?
決して、「ナポリたん」という2次元萌えキャラではありません(お
もちろん、トマトケチャップ味のスパゲティ料理のことです。

スパゲティ・ナポリタンは、横浜市の「ホテルニューグランド」第2代総料理長・入江茂忠さんが、終戦後に同ホテルに滞在した進駐軍の食事にヒントを得て考案したとされています。
え? 海外ではなく、日本生まれの洋食なのね。

そんなナポリタン発祥の地である横浜にて、今年9月7日に「日本ナポリタン学会」が設立したそうです。
移動の車中、J-WAVEを聞いていたら、そんな事をオンエアしていました。


●日本ナポリタン学会 オフィシャルHP
http://naporitan.org/


会員数は約20名で、それぞれ職業もバラバラ。
作るのが好きな人もいれば、食べ歩きが好きな人もいる。
ナポリタンという食べ物で地域活性化を市民レベルで行う姿は、微笑ましくもあり、大いに賛同できますよ。

横浜と言いますと「中華街」が有名ですが、大衆食としての中華料理ならば、関西発の「餃子の王将」の方が今では圧倒的な人気なのではないかと思います。

景気が回復してきていることは仕事上、体感していますが、回復したからと言って多くの人が、それによって生活レベルを上げるという事はしません。
ようやく皆、自分の身の丈にあった生活レベルというものを理解し、その中で慎ましくも楽しく暮らす生活を模索するようになりました。

横浜という地域柄、以前ならば「ハイレベルなライフスタイル(笑)」を発信していたのではないかと思うのですが、そこまでかしこまったものじゃなく、今回のようにあくまでも一般大衆向けなんだけれど、ちょっと遊び心があるところが今どきな感じがします。

・・・そんな横浜のナポリタンに対抗できるものが新潟にもありますよ。
もちろん、「みかづき(新潟市)」や「フレンド(長岡市)」の「イタリアン」です。


●イタリアン (新潟) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3_(%E6%96%B0%E6%BD%9F)

実態は、名前から想像されるスパゲティの類ではなく、もやしを多く用いた「洋風ソースかけ焼きそば」と表現すべきものである。原材料は焼きそば同様に蒸した中華麺である。油を多量に用いた太目の炒め麺に、キャベツ、もやし等の具を加えてあり、焼きそば、もしくは焼きうどんに類似するが、塩気は少ない。ミートソース以外で麺に上掛けするソースの種類には、ホワイトソース、エビチリ、カレーソース、麻婆豆腐などがあり、ハンバーグやオムレツを麺の上にトッピングしたものなど、種類が多い。新潟県民にとって、県外に出て初めて地元だけの食べ物だと気づくほど、地元に浸透している。

●みかづき@Web
http://www.mikazuki-go.com/index2.html

自家製太麺とキャベツ・もやしを特製ソースで炒め、粉チーズで味付け。白生姜(紅生姜じゃないのがミソ) を添え、特製トマトソースをかけて提供しています。初めて見る人は「なに、これ?」って思うかも・・・。匂いは焼そば、歯ごたえは焼きうどん・・・といったところでしょうか?なぜかトマトソースが合うんですよ。フォークで食べるのもおもしろいでしょ?他にも定番ではカレーソース・ホワイトソースがあり、季節によって別バージョンが出ます。毎日食べても飽きない味・・・という点でも、「イタリアン」かもしれませんね。(イタリア料理って、毎日食べても飽きないそうですから。)

●フレンド
http://www.e-friend.co.jp/


「みかづき」の公式サイトの「昔のみかづき」という所を見ると分かるのですが、大昔は「あんみつ姫」がキャラクターだったんですよね。
当時のチラシを見ますと、逆に新鮮でお洒落な感じがします。
このキャラクターを復活してほしいなあ。
昔は甘味喫茶というスタイルだったらしいのですが、今のファーストフード然としたスタイルよりも、少しレトロで和風な感じにした方が新潟らしいような気がします。

是非、日本ナポリタン学会に、新潟のイタリアンを品評してもらいたいですねえ。
「デカルチャー!!」と驚いてくれると思うのですが・・・。

Posted by kanzaki at 2009年11月16日 22:50