2010年08月18日

ペーパークラフトでおうちをつくろう!〜建築を学ぶ大学生「卒業設計展実行委員会Session!2011」主催

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8月8日、新潟市中心街にある大和(老舗デパート、今年閉店)の跡地にて、大学の生徒さん達によるイベントがありました。

「ペーパークラフトでおうちをつくろう!」と題し、学生たちと子供たちが協力しあって、家の模型作りを行ないました。

建築を学ぶ大学生の「卒業設計展実行委員会Session!2011」が主催。
彼らは新潟大学をはじめ、日本海側の大学から卒業設計の作品を集め、2011年2月下旬に卒業設計展を行うそうです(会場は今回と同じ)。

ちなみに今年の2月26日(金)から28日(日)に行われた卒業設計展の公式サイトは下記のとおり。

●新潟三大学合同卒業設計展Sessen!2010
http://sotsukeiten2010.atgj.net/

さて今回の企画は、大学生と子供が協力して街を作る事がテーマ。
子供たちに好きな建物を考えてもらい、大学生と一緒にペーパークラフトという形で立体化します。
出来上がったら、街と想定した大きな紙の上に、ロケーションや周りの建物との関係を考えて設置。
道路や樹木、鉄道、橋など周辺にあった方が良いものがあれば書き足していきます。
そのようにして出来上がったのが、下記の街です。
見てみますと、単純な立方体ではなく、かなり複雑な作りとなっていますね。
子供たちのアイディアと学生たちの知識が、見事にコラボされています。

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制作会場は下記のようになっていました。

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新潟の上空から撮影した航空写真をパネル化したものを敷いています。
自分の住んでいる街をこのような形で見つめ直すと、非常に面白いですね。
パソコンのディスプレイで見るのと違い、みんなでワイワイ言いながら楽しめます。


子供たちは学生さん達と協力し合い、街づくりに励んでいました。

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このように子供たちがお客様にならず、創意工夫で努力し何かを生み出すというイベントは、非常に素晴らしいと思います。
学生と子供の間に隔たりが無いのが、見ていてよく分かりました。

「街づくり」と言いましても、あまりに大きなテーマなので、私のような凡人には、どのようにアクションを起こせばいいのか分かりません。
そんな私のような人間には、こういう形で街づくりを考えるのは、良い機会かもしれません。
まず、自分の掌握できる大きさで実際にやってみる。
やりながら、おぼろげな考えがまとまっていく。
分からなければ、専門家(今回の場合は学生)に質問する。
作ってみることで、達成感が生まれ、次のステップへつながる。

今後も機会があれば、「卒業設計展実行委員会Session!」の皆さんたちの活躍をご紹介できればいいなと思っています。

※※※

私が行ったのは終了間際でしたが、イベント真っ最中は、たくさんの子供達が街づくりを体験していたそうです。
下記は、その時の模様をケータイで撮影したもの(撮影したものをお借りしました)。

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尚、このイベントで作成したペーパークラフトは現在、大和跡地の道路を挟んで向かいにある北光社(今年閉店した書店)のショーウィンドウに展示してあります(8/30迄)。

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Posted by kanzaki at 2010年08月18日 22:12