2010年10月21日

プロゴルファーのトラウマ克服法

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※The favorite thing is continued for a long time.


新聞に、プロゴルファー・鈴木規夫さんのコラムが書かれていました。


●鈴木規夫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E8%A6%8F%E5%A4%AB

鈴木 規夫(すずき のりお、1951年10月12日 - )は、香川県出身のプロゴルファーである。東京ドーム所属。ツアー通算16勝。
 


●日本ゴルフツアー機構 - 鈴木 規夫選手のプロフィール
http://www.jgto.org/jgto/WO05020200Profile.do?playerCd=1264&playerTourKbn=2

あるトーナメントにて、パットのミスをしました。
相手もミスをしたことによって勝つには勝ったのですが、後味の悪い勝ち方で自分の甘さにうろたえたそうです。

それが負い目となり、深刻なイップスになり、何ヶ月も悩み、手が思うように動かなくなりました。

●イップス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9

イップス (Yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている。

そこで、ある大会の最終日・最終ホールにて、あえて失敗したパットを思い出してみました。
外した時の怖さをかみしめながら打ったところ1パットで沈め、イップスから開放されました。

鈴木さん曰く、誰にでもトラウマはあるもの。
怖いものがあったら、まずは素直に怖いと認める。
逃げたり、隠したりしても、自分の心には嘘はつけません。
その上で克服する手段を考える。
真正面から立ち向かうのです。

鈴木さんは強いなあと思いますよ。
大抵は逃げますから。
普通は逃げることで、かえって自分の不得手な場所へ身を置き、全く自分の能力を発揮できずにそのままフェードアウトした人生になるものですから。

私にも若い頃のトラウマがあります。
それによって心身共に失ったものがあり、その事について考えると本当に頭痛が発生します。
本当のトラウマって、自分の意志とは全く関係なく発動するのが怖いです。
しかも薬は効かないし、精神的ダメージには精神的療法しかありません。
未だに解決できていません。

でも当時のことをよくよく考えてみると、全く無理なものに対抗しようとし過ぎて、玉砕していただけのような気もします。
そして勝手にトラウマになっている。
自分の得意なものを見つけ、長く続けていくのが一番なんでしょうね。

Posted by kanzaki at 2010年10月21日 22:08