※The memory with father in a shadow of dusk
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東日本大震災の被災地をバルーンカメラを使って空撮し、インターネット上に無料公開されている夫婦がいます。
●【がんばろう日本】義援バルーン空撮
http://www.t01.com/index.html
全長6メートルの大きな銀色の風船にはデジタルカメラが付いており、それで撮影します。
「十数メートル上空からの写真は、衛星写真や航空写真と違い、記憶に訴える空撮」
「記録を残しておくことは後世の人に役に立つ」
そんな思いから撮影を続けているのは山梨県の鈴木陽一さん、文恵さん夫婦。
空撮を請け負う会社を経営しています。
こういった現実を多くの人に知ってもらいたいという考えなので、基本的に掲載写真は自由に使えるとの事(報道を除く商業利用は一部制限アリ)。
サイト内には写真だけではなく、動画は勿論、ドラッグすると360度を見渡すことの出来る写真まであります。
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バルーン空撮は、被災した地域の惨状をリアルに映しだしています。
手に届くか届かないかという距離感がそうさせるのでしょう。
画面から匂いすら感じとれます。
人によっては、具合が悪くなるかもしれません。
確かにそれぐらい強い印象ですから、資料的価値があると思います。
これからも続けていくという事ですので、サイト上で見続けていこうと思います。
最近、母が辛い表情をすることがあります。
震災の写真や映像を見たときです。
60歳を過ぎた人間が直視するには、なかなか辛い現実です。
テレビでそういった映像になると、私は静かにチャンネルを変えます。
いろんな写真家がいて良いと思います。
みんながそれぞれ、自分の胸に抱いた志にしたがって撮影しているのですから。
私はどうだろう・・・。
辛い現実をファインダー越しに見て、冷静にシャッターを切ることは出来ません。
生きていく途中で、心から何かを落としてしまった私には無理です。
私は時間がゆったりと流れる、心が落ち着ける写真が撮れればいいなあと思っています。
そんな技術や感性が私には無いのは承知の事ですが、それでも想い続けていきますよ。
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