2011年06月21日

今年、アメコミ映画がブームなんだそうです〜「マイティ・ソー」「グリーン・ランタン」

maskofhero.JPG
※mask(ヒーローは素顔を隠して闘います)

最近、朝食が豪華な神崎家です。
しっかりと食べるようになったせいか、日中の仕事がはかどっているように思います。
精神的にも、あまりギスギスしないです。

朝食をしっかり食べる分、昼食は大したものを口にしません。
と言いますか、そんなに胃に入りません。

朝食を食べずに昼食をガッツり食べていた頃より、今の方が調子いいみたいです。
このまま、忙しく暑い時期を乗り越えたいと思います。

朝食を食べているとき、テレビでアメコミ映画ブームについて解説していました。
アメコミ=アメリカンコミックのヒーロー。

2007年から2008年にかけて、アメリカで脚本家組合のストライキが起きました。
そこで脚本不足になった時、注目されたのがアメコミというジャンルです。

原作の認知度もあり、アメリカではスーパーヒーロー自体も人気なので、今、映画化が集中しているそうです。

脚本不足の中、初映画化となるアメコミが「マイティ・ソー」「グリーン・ランタン」です。
人気のアメコミヒーローということで、共に初登場一位の大ヒットを記録しました。

●映画「マイティ・ソー」日本公式サイト
http://www.mighty-thor.jp/
2011年7月2日から日本でも3D公開。
日本の俳優・浅野忠信さんが出演されていることでも話題ですよね。


●映画「グリーン・ランタン」アメリカ公式サイト
http://greenlanternmovie.warnerbros.com/
2011年9月10日から日本でも公開。


スパイダーマンやバットマンならばともかく、日本では正直、知名度が低いですよね。
アメコミといいますと、筋肉モリモリの人がコスプレをして悪人をやっつけるだけの単純な話しが多かったのは昔の事。

アメコミは基本的に出版社がキャラクターの権利を持っています。
出版社が、毎回毎回、時代ごとに書き手を変えて、今の世の中が求めている事は何かを考え、ヒーローに命を与えています。
アメコミのヒーローは、時代と共に進化しているそうです。

1930年頃に誕生したスーパーマンやバットマンは勧善懲悪の物語。
しかし、作者を変えることで時代遅れにならないのがアメコミの特徴だとか。

2002年の映画「スパイダーマン」は、男性が好むアクションに加え、恋愛がストーリーの中で多く比重が置かれました。
ただ強いだけではなく、悩み苦しむ人間味あるヒーロー像が描かれました。

スパイダーマンのヒットから、恋愛、人間味を多く含んだ内容へシフトしてきました。
映画「グリーンランタン」は、主人公が突如、銀河を守る宇宙警察に任命されるものの、ヒーローとして戦う事への恐怖心を持ったり、挫折をします。
しかし、彼女のサポートを通じてヒーローとしての成長が描かれていきます。

映画「マイティ・ソー」は、派手なシーンがある一方で、ヒーローの内面が色濃く出ているとか。
傲慢な性格のため、神の世界から追放された主人公。
しかし、地球でナタリー・ポートマン演じる人間と交流する中で、優しさを学んでいくストーリーになっています。

来年2012年は、スパイダーマン、ダークナイト(バットマン)の新作も公開。
アメコミブームは続きそうです。

上記を書いていて、「それなら日本のヒーローだって負けてないぞ」と思いました。
例えば仮面ライダー

初代仮面ライダーの主人公・本郷猛は、その能力に目をつけた悪の秘密結社ショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされてしまいます。
常人とは違う身体となった「改造人間」として苦悩しつつも、人間の自由のためにショッカーと戦っていきます。
そういったシリアスな部分は、最初からあったんですね。

時は2000年。
仮面ライダーの新しい作品として「仮面ライダークウガ」が登場。
主人公を演じたのは、俳優オダギリジョーさんです。
昔の特撮ヒーロー番組とは違って、リアリティ重視・整合性重視。
特にインパクトがあったのは、仮面ライダーが警察と協力して戦うことです。

次の作品「仮面ライダーアギト」では、仮面ライダーに変身する三人の青年の群像劇。
謎や伏線が散りばめられており、大人好みなストーリー展開となっております。

次の作品「仮面ライダー龍騎」は、なんと13人の仮面ライダーが殺し合いをするストーリー
最後に生き残った一人が、欲望を叶えることができます。

このように日本のヒーローも、単純な勧善懲悪ではなくなりました。
ストーリーも複雑で、尚且つ、出演陣にイケメンを起用することで、子供たちだけではなく女性ファンも開拓しました。

「仮面ライダークウガ」以降を俗に「平成仮面ライダーシリーズ」と称しています。
現在放送しているのは「仮面ライダーオーズ」。
夏の劇場版では、なんと松平健さんが「暴れん坊将軍」こと徳川吉宗役で出演!
バイクの仮面ライダーと白馬の暴れん坊将軍の並走は見物です。

●松平健、徳川吉宗役で「仮面ライダーオーズ」と共演! : 映画ニュース - 映画.com
http://eiga.com/news/20110527/6/

大人も子供も楽しめる特撮ヒーローは、アメリカ・日本を問わず、今も昔も我々を楽しませてくれますね。

Posted by kanzaki at 2011年06月21日 22:27