2011年06月20日

「暑中お見舞い申し上げます」は、目上の方に使ってはいけません

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※新潟の胃袋を満たす塩引鮭

中元の手配をしなければいけない時期ですよね。
いつも困るなあと思うのが、地域によって贈る時期が違うことです。

関東は7月初めから15日と早いです。
一方、関西では一ヶ月遅れで、8月の初めから15日迄。

新潟はそこまで厳密ではなく、まあ7月末前後でも良いのですが、何となくだんだん関東に合わせて早くなっているように思います。

新潟でもそんな風だなあと思っていたら、他県も早くなっているらしい。
関東は6月末ぐらいから贈っている人もいますし、関西も7月半ばから贈る人も増えているそうです。

中元に、アイスクリームや冷凍食品等を贈る人も多いかと思います。
この類を色んな方から一気に贈られてくると、受け取る側は保存場所に困ります。
そういう物を沢山受け取るような相手には、贈る時期を聞くのが良いらしい。

もし希望する時期がお中元の期間を過ぎるならば、立秋までは「暑中御伺」の表書きで贈るのだそうです。
更に立秋を過ぎたら「残暑御伺」です。

目上の人に「ご苦労様」を使ってはいけない事はご存知ですよね。
これは労をねぎらう言葉だからです。

それと同様に「暑中お見舞い申し上げます」も目上の方に使ってはいけません。
「見舞う」というのは、見舞う方が優位に立つことになり、失礼にあたるからです。

目上の方へは、「暑中お伺い申し上げます」と書くのが正しいのだそうです。
なかなか聞きなれない言葉ですが、これは忘れないようにしたいと思います。

マナーに関しては、特に自分より目上の方に対して失礼がないようにしたいものです。
恥ずかしながら私は勉強不足で、日常で誤用しているように思います。

「NIKKEIプラス1」という毎週土曜日に発行される新聞(日経と一緒に配達されてきます)には、マナーに関する短いコラムが毎週掲載されているので、非常に役立ちますよ。

Posted by kanzaki at 2011年06月20日 23:45