デジタル一眼レフカメラは、普段から持ち歩くには大きくて重すぎです。
そんな時はやはり、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)が便利ですよね。
先日、古いコンデジを処分しました。
iPhoneを使い出してから、殆ど使う事が無かったからです。
処分したら処分したで、なんだか物足りません。
やはりコンデジの一台ぐらい欲しいところです。
今回は、私が最近気になるコンパクトデジタルカメラをご紹介します。
流行とか全く関係の無い選択です。
「こんなデジカメも世の中にはあるんだ」と思っていただければ幸いです。
私は多分、どれか買うはずです。
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【今回紹介するコンデジ】
今回紹介するコンデジは3機種です。
●富士フイルム FUJIFILM X10
高級コンパクトデジタルカメラ「X」シリーズの第2弾モデル
・公式サイト
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/x10/index.html
・価格コム
http://kakaku.com/item/K0000295234/
●カシオ EXILIM EX-TR100
1210万画素裏面照射CMOSやHDR機能を備えた可変フレームボディのデジタルカメラ
・公式サイト
http://casio.jp/dc/products/ex_tr100/
・価格コム
http://kakaku.com/item/K0000225417/
●CANON PowerShot SX150 IS
光学12倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ
・公式サイト
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/sx150is/index.html
・価格コム
http://kakaku.com/item/K0000290080/
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【富士フイルム FUJIFILM X10】
・Fujifilm X10 Promotional Video
海外で発表された時から注目していたのですが、ようやく国内でも発売されることになりました。
見ての通りのクラシカルなデザインに惹かれました。
ダイヤルやスイッチ類がたくさんあるので、各種設定を感覚的に決定することが出来ます。
使用されているレンズが、とても明るいのも特徴です。
数値的にはF2.0〜F2.8となっております。
一般的に、このFの数値が小さければ小さいほど明るいレンズと呼ばれています。
明るいレンズのメリットは、手振れがしにくく、シャッタースピードを稼ぐことが出来るので、シャッターチャンスを逃さないことです。
撮影の失敗も減ります。
室内や暗い場所で撮影する時にも、効果を発揮します。
デジタル一眼レフカメラほどではありませんが、ズームにして被写体を撮影すると、背景を綺麗にボカすことができます。
背景をボカすと、被写体を立体的・印象的に引き立てることができます。
最近は、このF値が小さく明るいレンズを搭載したコンデジを発売するメーカーが多くなりました。
画素数の多さを競う事から、写真本来の美しさを表現できる本質的部分で勝負するようになってきています。
もし今後、カメラやレンズを購入される事がありましたら、画素数ではなく、レンズの明るさ(F値)に注目してください(F2.8以下なら明るいレンズです)
クラシカルなデザイン故、ファインダーがあるのも嬉しいです。
ファインダーを覗いて撮影できると、構図などを真剣に決めて撮影しやすいです。
また、カメラ本体を目に当てるので、ブレにくく安定しやすいです。
コンデジにファインダーが搭載される事は少なくなりましたし、搭載されてもオマケ程度のものが殆どです。
X10のファインダーも、一眼レフカメラには及ばないものの、視野が明るく・広くて見やすいものとなっています。
かなり気合の入ったカメラですが、しょせんはコンデジ。
レンズの光を受けとめて映像化するセンサーは、とても小さいです。
つまり、画質はそれなりです。
コンデジの中では大きい方ですが、デジタル一眼レフカメラのセンサーにはとても及びません。
価格も7万円〜6万円と強気です。
これだけの金額になると、デジタル一眼レフカメラや、話題のミラーレスカメラ等のレンズ交換が出来る本格的なカメラが買えてしまいます。
とても、普通の人にはお勧めできません。
レンズ交換無しで、これ一台で完結できる所に良さを感じる人向けです。
デジタル一眼レフカメラを既に持っている人が、サブ機として物欲を満足できるカメラではないかと思います。
※
【カシオ EXILIM EX-TR100】
本体を見てお分かりの通り、どれにも全く似ていない可変式デジタルカメラです。
タッチパネルの付いたカメラに、可変式のフレームが付いています。
このフレームを可変させる事で、自分撮りをしたり、三脚代わりに使ったり、ローアングルで撮影したり、ビデオカメラのような持ち方をしたり、工夫次第でいろいろな撮影方法が出来ます。
音声はモノラルではあるものの、フルハイビジョンムービーを撮影できます。
つまり、地デジ対応テレビの画面に目一杯の大きな映像を映し出す事ができます。
コンデジを両手で持ちながら、長時間の動画撮影というのはしんどいです。
しかし、可変フレームによってビデオカメラのように片手で持つことが出来るので、撮影が容易となります。
また、ハイスピードムービーと言いまして、動きのある映像を超スローモーションで動画撮影できます。
カシオは、このハイスピードムービーがお得意ですよね。
このカメラのもう一つの特徴が、21mmの超広角レンズです。
21mmというのは、物凄くワイドな映像が撮影できます。
集団写真を撮影するとき、それほど後ろに下がらなくても、全員を画面の中に収めることが出来ます。
大きな建築物などを撮影する時も、全身を撮影するのが容易です。
大抵のコンデジは、28mm〜24mmぐらいが最大です。
24mmでも、相当な広角です。
それを上回る21mmのレンズ搭載というのは、なかなか他にありません。
このカメラのレンズはズーム機能はありません。
今時珍しい、一つの画角しか無い単焦点レンズ。
F値は、F2.8ですので明るい方です。
超ワイドでそれなりに明るいレンズと、今時のセンサーにより、室内での撮影に威力を発揮します。
本体はコンパクトで薄いので、普段から持ち歩くのに便利です。
日常を切り取るカメラ・・・ちょっと大げさかもしれませんが、そんな言葉が似合うカメラです。
同じカテゴリーのカメラを思い浮かべたら、なぜかiPhone4が出てきました。
薄い本体、タッチパネル、35mmの単焦点レンズ、ハイビジョン動画撮影(フルハイビジョンではない。iPhone4Sはフルハイビジョンです)。
割かし、似たような性格です。
ならば、ネットワーク接続が出来て、アプリで画像編集の出来るiPhoneでいいじゃないかとも思えてしまいます。
だから今ひとつ、他の人に勧めにくいです。
ハイクオリティな写真を撮影するというより、アクティブに撮影する事により、今までとは違った表現をしたい人に向いているかもしれません。
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【CANON PowerShot SX150 IS】
先代のSX130 ISは、不恰好なデザインながら、「1万円前半の低価格」「低価格なのに高倍率ズームで多機能」「価格が安いのに、価格以上の画質」「単三電池を使用」で大ヒットでした。
大ヒットと言っても、一般受けではなく、カメラマニアに受けたと言った方が正確かも。
値段の安さで買ったつもりが、値段以上の価値を見出せて満足のいく内容なので、ガシガシ使い倒したくなる要素満載です。
じきに先代と同じ1万円前半になるでしょうから、そうしたら買いだと思います。
ただし、コンデジにしては大きいですし、デザインも一般受けしません。
お洒落とは程遠いので、一般の方には、なかなかお勧めしにくいのが正直なところです。
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以上、3機種をご紹介しました。
あまりにもマニアックなので、一般受けしません。
しかし性能を納得した上で、そのカメラを有効利用できるシーンを思い浮かべられる人ならば、必ず強力な相棒となることでしょう。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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