2011年10月06日

こんにちは、iPhone4S〜ありがとう、スティーブ・ジョブズ

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iPhone4S発表の翌日、スティーブ・ジョブズ死去という驚きのニュースが世界を駆け巡りました。
私が思うに、「世界で一番有名なコーディネーター」だったのではないかと思います。
それぞれの技術、デザイン、思想は素晴らしくても、それらを一つにまとめて、センセーショナルに世の中へ広めるというのは、なかなか出来ることではありませんから。

「iPhone 4S」が発表になりました。

要点としましては、

・本体はパッと見、変化はありませんが、中身はパワーアップ。パワーアップした分が体感できるかどうかは、アプリケーション次第。

・ソフトバンクモバイルとauから発売されます。毎月の維持費(通信費)はソフトバンクモバイルの方が安い。

・auはソフトバンクモバイルに比べて維持費が高いし、通信速度は遅いけれど、アンテナ・基地局が多いので繋がりやすい。

こんな感じではないでしょうか。

●アップル - iPhone 4S - iPhoneに加わった画期的な新機能をすべて紹介します。
http://www.apple.com/jp/iphone/features/

10月14日に、ソフトバンクモバイルとauから発売されます。
料金プランですが、auの毎月の維持費は約6,000円(音声通話料金は別途従量課金)です。
神崎はiPhone4を使用するために現在、ソフトバンクモバイルへ約4,000円支払っています。
共に、本体の分割代は別で考えて下さい。
auの方が、月額の維持費が高いですね。

色んな人に、「iPhone4Sってどうなのよ?」と聞かれまくりなので、神ナナで書きます。
なるべく専門用語は使わないで書きますね。

【現行機種との比較】

現行機種のiPhone4から、どんな風に変化を遂げたかをまとめてみます。

・頭が良くなりました
(これにより、処理する速度と画像描写速度が速くなります。
頭は良くなりましたが、作業する机の広さ(メモリ)は変わりませんので、どれぐらい体感できるかは不明です。アプリケーションにも依存しますしね)

・液晶画面は変化ありません
(現行機種でも、人間の網膜では、液晶の粒々が見分けられないほど綺麗です)

・背面にあるメインカメラが、パワーアップしました
(画素数が上がりました。
現行よりも明るいレンズを採用したので、素早い撮影・暗い場所での撮影に有利です。
顔認識機能もあります)

・動画撮影も快適になりました
(地デジ対応テレビと同じサイズの動画(フルHD)が撮影できます。
手振れ補正があるので、撮影中にブレにくくなりました)

・インターネットの高速通信対応速度がアップしました。
(使用している通信会社に依存しますので、どこまで体感できるか不明です)

・バッテリーの稼動時間はダウン?
(音声による通話時間はちょびっとアップ。
インターネットできる時間は、外出先(パケット通信)だと同じですが、自宅等の無線LAN環境ではちょびっとダウン。
上記は誤差の範囲内ですが、待ち受け時間は300時間から200時間へ大幅ダウン。
今までのiPhoneも、基本的に毎日充電が必要だったの、今回も同じでしょう)

・本体サイズは全く同じです
(残念ですが、現行のiPhone4のケースは流用できません。
左上のマナーモードのスイッチの位置が、微妙に違うからです)

・16GB、32GBモデルの他に、64GBモデルも登場します。カラーは最初から、ブラックの他にホワイトも用意。
(数字が多いモデルほど、保存できる写真や音楽などの保存がたくさん出来ます)


中身は色々とパワーアップしていますが、あくまでも車で言うところの「マイナーチェンジ」です。
「iPhone4の完成形」と言えましょう。

アップルはいつも、「フルモデルチェンジ」「マイナーチェンジ」を繰り返します。
今年は「マイナーチェンジ」の年ということです。

ですから、私のように既にiPhone4を所有している人ならば、来年の「iPhone5」と呼ばれるであろうフルモデルチェンジ版を待つでしょう。

ドキドキ感をとるか、成熟・安定感をとるかは、人それぞれです。

【auユーザーも、iPhoneユーザーになれる!】

今回、日本のユーザー(これからなる人も含む)にとって、大きなニュースはこれだと思います。

●今まで、ソフトバンクモバイルの独占でしたが、auでも販売されること。

これは衝撃的で、ユーザーには歓迎されることです。
選択肢が増えますから。
ソフトバンクモバイルとauの違いですが・・・

・毎月の維持費は、ソフトバンクモバイルの方が安いです。
auは音声通話をしなければ、毎月の維持費は約6,000円です。
神崎はiPhone4を使用するために現在、ソフトバンクモバイルへ約4,000円支払っています。
共に、本体の分割代は別で考えて下さい。
auの方が、月額の維持費が高いですね。

・データ通信速度(インターネットの快適感)は、数字上はソフトバンクモバイルの方が有利です。
ソフトバンクモバイルの方が、auより約4〜5倍近く速いです。
しかし、あくまでも最大速度ですので、実際にはそんなに出ません。
アンテナの多いauの方が、むしろ速く通信できる事もありえます。

・auの場合、音声通話とパケット通信(データ通信)が同時に出来ません(何かしら対応するのでしょうかねえ。現在は不明)。

・ソフトバンクはマクドナルド等、全国に10万箇所以上のWifiスポットを用意しています。
外出先でパケット通信を使わず、手軽に高速インターネットを利用できる公衆無線LANサービスです。
ソフトバンクモバイルのiPhoneユーザーは無料で使えます。
auでは、それらは使えません。auはauで独自に今後増やしていくのでしょう。

・auの最大のメリットは、基地局・アンテナの多さです。
ソフトバンクモバイルは、都会は問題ありませんが、田舎になればなるほど、アンテナが「圏外」になってしまいます。
auはその点、NTTドコモ同様に安心感があります。

今までauユーザーだった人で、
「iPhoneを使いたいけれど、ソフトバンクへ移るのは嫌だなあ。
アンテナが少ないし、メールアドレスが変更になるのも嫌だし」
と思っていた人には、選択肢が出来たのは大きなことです。

独占販売が出来なくなったソフトバンクモバイル。
魅力は薄くなりましたよね。
更に料金プランを安くしたりするのでしょうかね。

個人的には、「テザリング」を解禁して欲しいです。
これだけで十分、auに対抗できます。

この場合のテザリングとは、iPhoneを介して、パソコンや携帯ゲーム機(PSP、DS等)でインターネットが出来る機能のことです。
普通のパソコンやPSP、ニンテンドーDSは、それだけではインターネットに接続できませんよね。

iPhoneでテザリングが出来ると、外出先のどこでもパソコンやPSPでインターネットに繋げることができます。
通信契約はiPhone一つで済むわけです。
無線ルーターの代わりになるわけです。
極端な話しですが、自宅にADSL回線・光回線も必要ありません(現実的には、あった方が勿論良いですよ)。

海外のiPhoneは既に、テザリングが解禁されています。
日本はまだです。
解禁してくれたら、インターネットライフが劇的に変化する人が増えると思いますよ。

【iCloud(アイクラウド)スタート】

10月12日から、アップルのクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」がスタートします。
これは、iPhone4Sユーザーだけではなく、既存の機種を持っている人も利用可能です。
既存のユーザーは、10月12日にリリースされるiOS 5へiPhoneをアップデートさせる必要があります。

iCloudというのは、写真や動画、文章に音楽、書籍、アドレス帳、カレンダー・・・色んなデータをiPhone本体だけではなく、インターネット上にも置いて、利用・保管が出来るサービスです。

利用する基本料金は無料(利用者の使い方によって有料版もあり)。
しかし、保存するデータの大きさや量・種類によって、課金や保存条件は様々です。

私は既に、「ドロップボックス」と呼ばれる似たようなサービスを利用しています。

●Dropbox - 生活をシンプルに
https://www.dropbox.com/

50GBという容量の利用で、年間99ドルです。
iPhoneだけではなく、パソコンやその他通信機器からも利用できます。
これを利用してから、あまりiPhone本体にデータを保存しなくなりました。
本体がいきなり壊れても、データはネット上にありますから心配ありません。
(パソコンとも同期して、同じデータがパソコン内にもあります)

iCloudも似たようなものです。
きっと、今までのiPhoneユーザーの利用スタイルも変化することでしょう。
本体の性能パワーアップよりも、こちらの方がユーザーに恩恵があるように思います。

Posted by kanzaki at 2011年10月06日 22:32