2012年02月19日

一人暮らしを安く始める方法・引越し前の整理法

来月3月は、進学や転勤などで引越しをされる方が多いですよね。
社内でも、お子さんの進学に伴い、一人暮らしをするからと、なにかと出費が大変だと言っている方もいました。

NIKKEIプラス1に、負担の軽い一人暮らしの始め方が書かれていました。
なにせ、首都圏で一人暮らしを始めるには70万円程度かかる可能性があるからです(人によって変わってはきますけれどね)。

初期費用の4分類するとこうなります。

(1)住まいを借りる費用
(2)引越代
(3)家電製品の購入
(4)日用品を揃えるお金

【住まいを借りる費用】

やはりネックになるのが(1)の住居費です。
敷金や礼金など、家賃の5〜6か月分用意が必要です。
首都圏では単身者の平均家賃が、平均6万円ですから、入居時に30万円以上になってしまいます。

地域によって、この習慣が違いますよね。
近畿地方では礼金が無いけれど、「敷引き」と言って、契約終了時に返金されるはずの敷金が一定額を差し引かれて返金されます。

民間の物件ならば、値引きを交渉してみてもよいそうです。
空室が複数ある物件ならば値引きできる可能性ありです。
ただし、値引き額は5000円程度にしておいた方がいい。
1万円以上だと支払い能力を疑われて、貸してもらえないからです。

最近は、礼金、仲介手数料がかからない物件も出てきました。
ネットでこまめにチェックしてみてください。

【家電製品はレンタルもアリ】

家電製品ですが、一通り買ってしまうのもありですが、単身生活が終わって家族の元へ戻る際、処分や保管問題で頭を悩ませます。

単身赴任や、大学の進級にあわせてキャンパスを移るなど、暮らす期間が決まっている場合は、レンタルを使う方法もあります。
故障しても交換できますし、終了後は引きとってもらえるので、処分や保管に困りません。

例えば、こんなレンタルサイトがあります。

●家電レンタル・家具レンタルのかして!どっとこむ
http://www.kasite.com/

多くの商品が中古で最大2年、新品で最大4年レンタルまで選択できますね。
カテゴリー別にチェックができますから、自分の生活にあわせた試算が出来ます。

・家電セット レンタル(かして!どっとこむ)
http://www.kasite.com/items/list_s.html

テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの中古4品セット2年間のレンタル料金は、新品購入費に比べて約半額となっています。
性能云々にこだわらず、一定期間使用した後、処分や移動・保管が手間だと感じるならば、非常に有効な手です。

買ったり、借りるだけではなく、代わりを見つけて、買いすぎない工夫も大切です。
例えば、テレビやオーディオは、パソコンやスマートフォンの機能で代用できます。
洗濯機の代わりにコインランドリーとか、工夫すれば所有しなくて済みます。

調理器具や日用品は、まずは100円ショップを利用すれば、3000円〜5000円ほどで揃えることが出来ます。

家電製品や日用品を絞り込んで現地調達をすれば、引越し費用の節約にもなります。
自宅から持ち出す荷物・衣類は最小限に抑え、宅配便やレンタカーを使って自分で運べば安上がりです。

初期費用は減らし、生活していく中でお金に余裕が出てきたら、自分の生活スタイルにあわせて好みのものを揃えていけば良いのではないでしょうか。

※※※

【引越しは、荷物の総量を減らすのが吉】

引越しの準備というのは大変なものです。
片付けのプロ「住空間収納プランナー」である小林理恵子さん(新潟県燕市在住)が、地元に新聞にて、引越しに役立つ知恵を公開していました。

毎日10分でいい。
引き出し一つずつでも整理して、荷物の総量を減らしましょう。
荷造りの前に、身の回りの物を整理することで、荷物が減り、引越しの手間が軽減します。

キッチンの引き出しならば、「要る物」「もしかしたら使わない物」に分けます。

洋服の整理は誰かに付き合ってもらうとよいそうです。
「これ要らないよ」と背中を押してもらえれば、捨てる踏ん切りがつきやすいです。

タンスに入っている洋服はお蔵入り状態で、普段着ている服が床に重ねられたままのケースが多いです。
タンスに入っていた服を思い切って処分し、普段着ている服をタンスにしまえば部屋が片付きます。

【段ボールを活用】

「先を見越した収納」を心がけましょう。
衣類を段ボールに入れる時、ただ箱に詰めるのではなく、転居先で箱をそのまま収納ボックスとして活用できるよう、収納時から心がけます。

同じ大きさの段ボールを使えば、引越しした後に積み重ねたり、並べたりするのに便利です。

段ボールに収納する際、一目で中身が分かるように、Tシャツとトレーナー、パンツ類などはそれぞれ箱を分けます。
畳んだ衣類は、底から積み上げるのではなく、蓋を開けた時に全てが見えるように重ねると、転居先でも取り出しやすいです。

引越しの際、引き出しなどはデジタルカメラで撮影するとよいです。
仕切りの中身ごとに袋へ入れ、転居先で画象を見ながら同じ場所にしまえば、復元しやすくなるからです。

※※※

引越しの際は、なにかと慌ただしいものです。
いろんな手続きもありますから、準備は余裕を持って行いましょう。

Posted by kanzaki at 2012年02月19日 13:58