(あまりにもエキサイティング且つスピーディーな試合なので、レンズを向けて追いかけるのも一苦労でした)
日経を読んでいたら、「易しい問題から解く」というタイトルのコラムに目が行きました。
私自身、普段の仕事はこのスタイルです。
「入学試験では、易しい問題から解くのが鉄則。
難しい問題は敬遠し、場合によっては捨てたほうが良い」
学校の先生には嫌われそうですが、限られた時間の中で結果を競う入試では、当然必要なテクニックです。
易しい問題を早めに片付け、難しい問題にじっくり取り組む時間を作る。
時間管理のマネジメントが合否を分けるのです。
易しい問題から解くことは、時間配分の他に、別の効用もあることが紹介されていました。
それは、「難問に取り組む助走」だという事です。
コラムを書いた人が、塾のテストの監督をした時の事。
A子・・・数学得意
B子・・・A子より、やや数学苦手
テストの結果は、A子が90点台、B子は70点台でした。
テスト前半部分、比較的易しい問題が並んだところでは、二人とも同じ問題を同じ順番で解きました。
違いは、数学の得意なA子の方が、解答欄に答えを書きこむのが遅かった事です。
B子の誤答は、前半の比較的易しい問題に多かったです。
A子は、その部分を一つも間違えていませんでした。
A子が前半の問題を「じっくり」解いた。
B子は、同じ部分を早く「片付けて」いた。
スローペースで入るA子に理由を聞きました。
「そうすることで、後ろの問題を解く助走が出来るみたいで・・・」
※※※
上記A子のようなスローイン方式の問題を解くスタイルから、とある本を思い出しました。
●東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法(著・岩瀬大輔)
http://amazon.jp/dp/4479792694
東大とハーバードを卒業し、現在はライフネット生命保険代表取締役副社長をしています。
岩瀬さんは、「スローイン・ファーストアウトタイプ」の人です。
最初の立ち上がりは時間がかかります。
十分に力をためて、倍速で巻き返すのです。
そんなタイプの人の勉強方法が書かれています。
勉強法は「見切る力」がキーワードとなっていました。
全体を把握し、重要なポイントを見定めます。
例えば、書籍の目次を読んで、全体を把握するのがこれにあたります。
そして、出来無いことはやらないのです。
相手が求めている事を見切り、試験勉強ならば出題パターンを優先して行います。
問題を簡単・ギリギリ解ける・超難関にクラス分けをして、出来る問題をやり続けます。
とりあえず、クリアに足るレベルを抑えてしまうのです。
※
大切なのは、「全体像を把握する」と「学ぶ前に、学ぶコツを身につけておこう」という感じでしょうかね。
大人になってからだと、仕事のあらゆる面で理解できる事柄です。
しかし学生時代には、正直分からなかったなあ。
進学塾へ通っていれば、そういう事も若い頃から身についていたのかもしれませんね。
この本に限った事ではないのですが、高校生の時にビジネス書・・・特に、ライフハック(いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼としたテクニック群)を取り扱ったものを読んでおくと良いのではないかと思ったりします。
仕事術は、勉強術へ応用できます。
また、社会へ出て仕事をするという事の意味を書籍を通して触れたり、考えたりできますよね。
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