2012年04月03日

60歳までにやっておけばよかったこと、やっておいて良かったこと

【歳をとってから後悔したこと】

日経プラス1に、「60歳までにやっておけばよかったこと」というアンケート結果が掲載されていました。

●金銭面
1位 貯金
2位 年金で暮らせるよう生活を見直し
3位 退職後の働き方を考え、スキルアップ
4位 掛け金を払い、一定年齢で受け取る個人年金に加入
5位 老後のレジャー資金を積み立てておく

●健康面
1位 腹八分目。大食い・大酒をしない
2位 肌の手入れ
3位 野菜中心の粗食を心がける
4位 日頃からよく歩く
5位 早寝・早起き

●人間関係
1位 仕事以外の特技を持つ
2位 夫婦関係を大切にする
3位 ボランティアや町内など地域活動に参加する
4位 人付き合いで無理をしない(本当に大切な人と楽しく過ごす)
5位 子どもとのコミュニケーション


以上が、60歳以上の500人の方々に聞いた、「やっておけばよかったこと」です。
つまり、「こうしておけば良かったなあ」という後悔している部分ですね。

この中で特に、健康面の「1位 腹八分目。大食い・大酒をしない」をあげる人が多かったです。
これが出来ていれば、今のように太らなかったし、生活習慣病の心配をしなかったのに・・・という後悔からだそうです。
食生活の欧米化によって食卓に肉料理が並び始めた世代です。
そして、働き盛りにバブル期が重なったこともあり、贅沢な食生活が肥満へ繋がりました。

仕事関係では、「仕事を離れると、ただの人だった」と後悔している人が多かったです。
仕事以外の時間をもっと充実させておくべきだったと考えています。

金銭面では、年金だけでは老後に不安を感じている人が多かったです。
歳を重ねると医療費など不意の出費も多くなります。
ゆとりあるセカンドライフの為にも、働けるうちにコツコツ貯めておけば良かったと後悔しています。

【歳をとるまでにしておいて良かったこと】

上記とは反対に、「60歳までにしておいて良かったこと」のアンケート結果もありました。

●金銭面
1位 持ち家を確保。退職までにローンを完済
2位 貯金
3位 病気・けがに備えて保険に入る

●健康面
1位 旅行に出かける
2位 早寝・早起き
3位 人間ドックなど定期健診

●人間関係
1位 夫婦関係を大切にする
2位 共通の趣味を持つ友人をつくる
3位 人付き合いで無理をしない

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これら後悔していること、やっておいて良かったことを見ていきますと、下の世代がこれから何をすべきかが見えてきます。
まだ60歳になるまで時間があるのですから、まだ間に合います。

特に、これからの生き方について方向転換をしなければいけないのは、40代の「バブル世代」ではないかと思います。
自分がその世代だけに、特に思います。
理由は、40代において「期待はずれ」が際立っているからです。

所得の「期待伸び率」と「実際の伸び率」に関する総務省の調査があります。
10年後に期待する所得の伸び率と、現実とのギャップをどれぐらい感じたかの調査です。

どの世代も期待外れを感じているのですが、特にバブル世代の40代の度合いが高かったです。
お金がかかる時期だけに、痛手を感じています。

所得が減っても消費レベルをすぐに落とせない現象を経済学で「ラチェット(歯止め)効果」と言います。
バブル世代は、節約型の生活への切り替えに苦労しているようです。

会社人生の損得勘定で見ますと、大卒40代前半で課長に就いている人が、1991年には3割いましたが、2011年には2割にまで減りました。
40代後半で部長という人も、1991年の2割から1割へ減っています。
企業のスリム化の一環により、管理職ポストが減っているからです。
その為、不満を感じている人も多いです。

若い頃、好況を経験しているので、40代は「もっと欲しい」という野心が強く、現状に満足をしにくいようです。
反対に、20代、30代の皆さんは、消費で失敗したくないとの思いが強く、無駄な出費はしない堅実な考えを持っています。

年代というより、たまたま過ごした時代の社会情勢によって、人生が大きく左右されていると思われます。
40代は特に、生き方・考え方を現状にあわせて方向転換を大きくしないといけません。

冒頭のアンケート調査にあります金銭的な部分は、すぐには改善が難しいかもしれません。
収入増は現実的ではありませんし、節約にも限界があります。
けれど、健康面や人間関係については、自分の考えひとつで幾らでも変えていける部分ですよね。
出来ないことで塞ぎ込んでいるより、まずは出来ることを一つでも二つでもやってみましょうよ。
私も意識して過ごしたいと思います。

Posted by kanzaki at 2012年04月03日 23:33