「テストの花道」の「授業が身につくノート術」中編です。
●前回の記事: 授業が身につくノート術【1】〜「NHKテストの花道」は社会人にも役立つ
http://kanzaki.sub.jp/archives/002644.html
●NHK テストの花道・公式サイト
http://www.nhk.or.jp/hanamichi/
(毎週・月曜PM7:25〜、土曜AM10:00〜)
・テストの花道 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E8%8A%B1%E9%81%93
・テストの花道 まとめWiki
http://testrunway.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
今回は、「3.楽する種」の解説と、更に1段上を行く、自分にピッタリのオリジナルノート術(前編)の紹介です。
※
【「3.楽する種」とは「予習」】
ノートが上達するのに、3つの種があります。
1.聞く種・・・接続詞と繰り返し
2.書く種・・・省略
3.楽する種・・・?
前回、「1.聞く種」「2.書く種」を説明しました。
そして今回は、残りの1つ「3.楽する種」です。
「楽する種」・・・それは「予習」です。
事前に予習しておけば、授業中の「聞く」「書く」が一気に楽になります。
予習というと、一見難しそうですが、実はとっても簡単なんです。
※
【簡単予習法とは?】
予習と聞いて無理、面倒くさいと思った事でしょう。
実は、お手軽な方法があるのです。
●簡単予習法・・・「教科書を読む」
机に向かって長時間の予習をしなくても、空いた時間に教科書を読むだけで、授業の理解度は変わってきます。
●予習のポイント・・・自分の「知らない」「わからない」という部分を確認しておくこと
その上で授業を受ければ、驚くほど理解が深まります。
※
【難関大学を合格した先輩たちの体験談】
●山田有紗さん(お茶の水女子大学)の場合:
社会の授業の前は、時代や人について3分程度、教科書をパラパラと見ていました。
そうすると、集中して聞くところにメリハリをつけて授業が聞けました。
●長澤理恵子さん(東京大学)の場合:
古文・漢文は、前回の授業で何をやっていたかをチェックしてから次の授業を受けていました。
それをやっておくと、どこが大事なポイントで、どこまで話しがきているかが分かった上で聞けるから、スムーズに入れました。
●天明麻衣子さん(東京大学)の場合:
暗記系の科目はちゃんと予習してないと、授業中に聞く情報量が多くなるから、授業中に書く量も増えてしまいます。
予習をやっていると、ここは教科書に載っていたから後で見ればいいと、その辺のポイントが分かりました。
※※※
【3種類のオリジナルノート術】
以上までが基礎編です。
ここからは、難関大学を合格した先輩たちによる、更に1段上を行く、自分にピッタリのオリジナルノート術です。
タイプ別に分けると3種類になります。
1.備えて安心型:心配性のキミにオススメ
2.ビジュアル型:感覚派のキミにオススメ
3.授業体感型:感情移入タイプのキミにオススメ
今回は歴史の授業を例に説明します。
番組では、高校の歴史の先生が実際に授業を行いました。
レギュラー陣の高校生と一緒に、難関大学を合格した先輩たちも授業を聞いてノートを書きました。
※
【1.備えて安心型ノート】
心配性の方にオススメのノート術。
ポイントは3つ。
<3つのポイント>
1.予習
2.とにかくメモ
3.板書とメモの関連付け(→や吹き出し、地図など)
事前の予習は勿論、いつノートを見返しても混乱しないように、授業中はなんでもメモ。
そしてその都度、板書との関連付けをしておく。
これぞ、備えあれば憂いなし。
備えて安心型ノートです。
●太田千裕さん(お茶の水女子大学)の場合:
各ページの中心に板書を書きます。
左右の空いたスペースにメモをとれるようなレイアウトです。
黒と赤の2色使いでとてもシンプル。
●山田有紗さん(お茶の水女子大学)の場合:
太田さん同様に、各ページの中心が板書。
自分のメモは、左右の空いたスペースに細かく書き込みます。
使う色は、やはり黒と赤のみ。
この二人のノートのどこが備えて安心なのか?
二人共授業前に教科書を読んでいました。
山田さんは教科書を読み、年表や主要人物を中心に全体的な流れを確認。
太田さんの場合は、分からない語句をチェックし、事前に調べておきました。
調べても分からない時は「?」マークをつけておきます。
事前に分からない部分を把握しておくだけで、余裕を持って授業に参加できるとか。
山田流の授業中のメモは、先生の話しを書き漏らさないための工夫がされていました。
それは、「→(矢印)」や吹き出しをつけて、板書との関連付けをしながら時間を短縮し、沢山のメモをとるのです。
山田さん
「先生が言っていることを一語一語全部書くと、言っているスピードと書くスピードがバラバラになって書ききれないので、先生が”すなわち”とか言う言葉は全部”→(矢印)”でこういう流れだよって。
あとで、自分が分かればいいだけなので、字も適当にノートを作ってました」
見なおした時の事を考え、とにかく授業中はメモに徹する。
メモする時は、板書との関連付けを忘れない。
同じ関連付けでも太田さんは、ちょっと違います。
授業中、先生は黒板に、一つの大きな地図を書き、戦いの場所を次々に書き加えていく。
それに対して太田さんは地図を毎回書き直し、戦いの場所を記入しました。
なぜ地図を一回ごとにに分けて書いたかのか?
太田
「一か所に書くと、その授業が再現できないから。
この時に話していたストーリーの地図と、別の時に話していた地図のストーリーは違うので、なるべく分けて書くようにしています」
つまり、見なおす時に戦いの場所や順番を混同しない為の太田流の備えだったのです。
※
「2.ビジュアル型」、「3.授業体感型」は次回ご紹介します。
●次回に記事: 授業が身につくノート術【3】〜「NHKテストの花道」は社会人にも役立つ
http://kanzaki.sub.jp/archives/002646.html
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