【鯛車(たいぐるま)とは?】
新潟の巻地区(新潟市西蒲区)。
ここでは昔、お盆の夕暮れ時になりますと、浴衣姿の子どもたちが「鯛車」を引いて歩く姿が見られました。
江戸末期から昭和の中ごろまで盛んに行われてきたこの風習は、いつしか姿を消してしまいました。
鯛車(たいぐるま)とは、江戸末期から伝わる郷土玩具です。
竹と和紙で、魚の鯛の形をかたどっています。
綱で引くと車輪が回りだして、後ろからついてきます。
鯛車の中にはロウソクがあり、暗やみの中で綺麗に鯛の姿が現れます。
これを現代に復活させ、町おこしの一環に役立てています。
・上記は2年前、新潟市中心部で行われた「千灯祭り」の様子。巻地区から鯛車を借りました。
※
【月待(つきまち)通り 鯛の宵い】
昨晩、チャリティー終了後、新潟市西蒲区の巻地区へ行きました。
「月待(つきまち)通り 鯛の宵」というイベントが開催されるからです。
●月待(つきまち)通り 鯛の宵
・日時:2012年5月26日(土) 18:00〜21:00
・場所:東浦通り界隈(西蒲区巻)
・内容:
月待灯り…東浦通りをロウソクの灯りでほのかにライトアップ
月待吉庵…「中吉川」釜場跡で茶席、琴などの演奏、季節のしつらえ 草木染め布のインスタレーション
月待茶屋…東浦通り界隈の飲食店が特別メニューでおもてなし(有料)
鯛車などが当たるスタンプラリーの実施
・鯛車復活プロジェクト 〜まちが真っ赤に染まる情景の復活を目指して〜
http://www.taiguruma.com/
・鯛車復活プロジェクト公式ブログ
http://taiguruma.blogspot.jp/
・まき鯛車商店街
http://www.taiguruma-syouten-gai.com/
一本の長い通りは、たくさんのロウソクの灯りで色づいていました。
そこを地元の多くの子供たちが、鯛車を引いて歩いていました。
観光客向けではなく、地元の人達のための催しもの。
しかし、私のように遠くから見物客も来ていましたよ。
さすが、鯛車の発祥の地。
大小の鯛車が至るところにありました。
子供たちが鯛車を引く様は、なんとも微笑ましいです。
踊りや三味線、茶席等もあり、鯛車だけではない演出をたくさん盛り込んでいました。
昔の人達が楽しんだであろう雰囲気を感じとれました。
夜のロウソクの灯りというのは、不思議な効果があるものですね。
可愛らしい鯛の姿が組み合わさると、自然と笑顔が込上がってきます。
日々の疲れが消えていきますよ。
鯛車を使った町おこし、ぜひとも続けていって欲しいものです。
Posted by kanzaki at 2012年05月27日 22:37日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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