2012年07月14日

「自分のリズム」を取り戻すメンタルトレーニング〜打たれ強さの秘密(岡本正善さん)

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・長崎ちゃんぽん(iPhone4で撮影)

芝居を観に行った後、新潟駅近くの「長崎ちゃんぽん(住所:新潟県新潟市中央区万代5-2-79)」へ行きました。
私はここの、薄味で優しい感じの「ちゃんぽん(750円)」が好きです。
新潟は最近、味付けが濃くて、油多めの体育会系ラーメン屋が多く、昔から住んでいる私には食べにくいです。
ここの爺ちゃんの味付けと、会計した後の感謝の言葉が好きです。

神崎の体の半分は長崎県で出来ているので、相性が良いのかも。

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【最悪な一週間でした】

この一週間は、「失敗の一週間」でした。
もう笑うしかないぐらい、全てにおいてミスの連続でした。

これは本当にまずいので、まわりの方達に自分の状況を伝え、フォローしていただきました。
複数の眼でチェックすれば、間違いもすぐに見つかるので対処もできました。

社内の方だけではなく、お付き合いのある各業者の皆さんも、自分の事のように取り組んでくださり、感謝でいっぱいです。

やはり歳を重ねると、集中力が持続出来なくなるし、同時並行で仕事もこなせず、パフォーマンスが落ちてしまうものです。
その事実を受け入れ、一匹狼にならず、皆と仕事をやっていきたいと思います。

【「自分のリズム」を取り戻すメンタルトレーニング】

メンタルトレーナーの岡本正善(おかもと・まさよし)さん。
プロゴルファーやサッカー選手などのメンタルトレーニングをしています。
その手法は、われわれ一般人、ビジネスマンにも有効です。
企業研修、各地の講演などに多く招かれています。
著書に、「打たれ強さの秘密」などがあります。

「岡本式メンタルトレーニング」は、自分自身を徹底的に肯定する手法により、潜在している力を引き出すのが特徴。

彼の伝えるメッセージのキーワードは、「自分のリズム」です。
他人のリズムに合わしている時は、本来の能力を発揮できないそうです。
大切なのは、「人からどう思われるか」ではなく、「自分がどうしたいか」です。

「いついつまでにこうなりたい」→「目標のために、今何をするか」と考えることで、プレッシャーを目標達成のエネルギーに変えることができるそうです。

失敗を繰り返すのは、「他人の目から見た失敗」にとらわれているからだそうです。
失敗したらどうしようと思うと、潜在意識に深く刻まれ「すぐに失敗する自分」が作られてしまうそうです。
言われてみれば確かにそういう気持ちがあります。
それで、負の連鎖になっていたのですね。

自分のリズムを取り戻すには、「自分を笑ってみる」「自分の心境を実況中継する」などをすると、気持ちの切り替えがしやすくなるそうです。

スランプの時のNGワードは、「絶対」「必ず」。
心の負担を増やすだけです。
失敗は許されないという状況を自ら強いる事になります。

目標はエネルギーにすぎません。
予定通りにいかなくても、人生に失敗したことにはなりません。
次のチャンスを待ったり、次の目標にチャレンジすればよいのだそうです。

振り返るにこの一週間は、自分のリズムではなかったのかもしれませんね。
しかし、メンタルトレーニングを受けていない自分が乗りきれたのは、まわりの皆さんのおかげです。
これはある意味、財産といって良いですよね。

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【島の原則】

「歌う生物学者」こと本川達雄(もとかわ・たつお)さん。
著書「ゾウの時間ネズミの時間」等で有名です。
生物学から人間社会というものを考察しています。

現在の日本人は、食べ物から摂取するエネルギーの40倍ものエネルギーを消費しているそうです。
その行動量は、縄文人の40倍の時間の速さと言っていい。
人間らしい時間速度に戻れるのは定年後です。

確か、日本のビジネスにパソコンやインターネットなどが入り込んでから、かれこれ15年以上経ちますよね。
これらは仕事を効率化させて、人が楽ちんになる為の道具のはずでした。
けれど実際は逆で、仕事のルールが複雑化して、かえって負担が多くなりました。
若い時は良いけれど、歳を重ねてからも複雑なことを連日していると、私のようにミスが多発しやすくなります。
そもそも、仕事をこなすだけのパワーが無くなります。

「島の原則」というものがあるそうです。
島では、大きいものが小さくなり、小さいものが大きくなります。
理由は、島に捕食者がいないから。
捕食者を圧倒するために、ゾウのように体を大きくしなくていい。
また、捕食者の目から逃れるため、ネズミのように体を小さくしなくても良いのです。

現代の日本人が「島の原則」のように、見栄をはらず、ありのままに生きるには、定年後しかないのでしょうかね。

東洋の社会では、地位の高い人は「和」を保つため、その地位を隠す必要があります。
無名性がこの社会の美学なのです。
一方の西洋では、野心のある人はそこから抜け出ようと努力し、「英雄」になろうとします。

東洋も西洋も、ありのままに生きるのは難しいようです。
でも、どちらかを選べと言われれば、東洋の方です。

自分の心をコントロールせずとも、穏やかにゆったりと過ごせるのは、果たしていつのことでしょうかねえ。

Posted by kanzaki at 2012年07月14日 22:40