「データは新しい石油(Data is the new oil)」
アメリカでは、こんなフレーズが流行っているそうです(雑誌PRESIDENTより)。
これは、「データが価値を生む」という意味だけではありません。
「加工しなければ価値が生まれない」という皮肉が込められているのです。
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【ビッグデータとは?】
「ビッグデータ」という言葉があります。
今はどの分野でも、情報はデジタル化され記録しています。
日々、これらのデータは増え続けています。
簡単に取り扱うのが困難なぐらい巨大な大きさになったデータの集まりをビッグデータと呼びます。
●社会を変える“ビッグデータ”革命 - NHK クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3204.html
アメリカ合衆国のフォーチュン誌が年1回編集・発行するリストの1つに「フォーチュン500(Fortune 500)」があります。
全米上位500社が、その総収入に基づきランキングされます。
2015年迄で、フォーチュン500企業の85%以上が、ビッグデータの活用に失敗するだろうと言われています。
「データならうちにもあるから、それを分析したら何か素晴らしい秘密が分かる」と考えがちです。
しかし、何の目的意識も持たないまま検討を進めても時間の無駄です。
ビッグデータは、その量や技術、分析内容だけが問題ではありません。
そのデータから得られた知見を活かす素地が社内にあるかが鍵となります。
データを分析し、有効な組み合わせが判明しても、すぐにそれを反映した実験、さらにフィードバックして分析できる企業でないと、ビッグデータは意味がありません。
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【データのビジュアライズ化】
下記の動画は、情報の可視化に関するプレゼンです。
●デビッド・マキャンドレス 「データビジュアライゼーションの美」 | Video on TED.com
(上記動画は、iPhone等では表示されません。PC等から参照してください)
大部分の情報は、視覚から流れこみます。
情報を可視化することは、「情報の地図」を作ること。
もし情報の中で迷ったら、その情報の地図は役に立ちます。
情報の可視化は、一種の知識圧縮です。
文章にしたら何百ページにもなるものが、一つの図で完結してしまう。
膨大な量の知識や理解を小さなスペースの中に押し込めることで、見えてくるものがあります。
きっと、ビッグデータをビジネスの収益アップにつなげるヒントを見つけられる人は、情報を脳内で可視化出来ているのではないでしょうか?
大きく分類し、考えの方向性を決めていくのに、可視化は有効だと私は思います。
それに可視化は、数字と活字の羅列に比べて平易なモノに捉えやすくなり、苦手意識・理解できないことへの恐怖が激減するのでは無いでしょうかね。
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「データは新しい石油」・・・面白い表現です。
データの分析能力と、それを活かした実験をすぐにやってみる実行能力。
そして、一度でうまくいく訳ありませんから、何度も挑戦する忍耐力。
デジタル化時代であっても、新しい事を行うのに必要なものは、昔となんら変わらないようです。
そんなアナログなものを嫌がらずに出来る人が、成功者の条件なのでしょう。
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