2012年10月03日

危険が身に迫ったら逃げず、決然と立ち向かえば、危険は半分になる

自分が勝負師ではないことは、自分が一番よく分かっています。
けれど勝負に挑まなければいけない事は多々あります。
その時、自分に必要なのは、その勝負に挑む強い精神力です。

メンタル面で自分を強い方へ持っていく為、先人達の言葉を学んでみたいと思います。

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最初は、イギリスの政治家・ウィンストン・チャーチルの言葉。

「危険が身に迫った時、逃げ出すようでは駄目だ。
かえって危険が二倍になる。
決然と立ち向かえば、危険は半分に減る。
決して逃げだすな」

私はすぐに逃げようという姿勢になりがちです。
幼い頃、運動会の当日、大雨になってくれと祈ってばかりいました。
今も似たようなものです。

そういった逃げの言葉をすることで、失敗の言い訳を事前に用意しているのです。
当然、パフォーマンスが低下した中で行うことになります。

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・。
攻撃は最大の防御ということでしょうか。

アメリカの実業家・デール・カーネギーは、こんな言葉を残しています。

「恐怖と悩みを克服するには、わき目もふらずに働くこと」

「自分が恐怖を抱いている事柄を一覧表にして、無意味なものはないか調べてみれば、その大部分が取るに足らぬ恐怖であることがわかる」

「恐怖心を克服したければ、自分のことばかり考えていては駄目だ。
他人を助けるように心掛ければ、恐怖は消え去る」

チャーチル同様、恐怖から逃げの姿勢を否定しています。
恐怖だと思っていたものを真正面から見つめ、その正体を見破る。
実は大したことは無く、自分が妄想で恐怖を拡大していただけというのは、よくある話しです。

私は真正面から捉えるには、最初からは無理です。
大抵は、何度も恐る恐るトライして、徐々に慣れていく方です。

失敗したことでどうなるかをいつも他人の視線基準で捉えていました。
単に、ええカッコしいなんでしょう。

言い訳の準備より、戦いに勝つ準備をするべきですよね。

プロ選手のメンタルコーチ・白石 豊さん。

良い成績をおさめたければ、それにふさわしいセルフイメージを持つことが大切だそうです。

チャレンジしていけば辛いことなんて沢山あります。
白石さんは、苦しい時こそ「笑顔」を推奨しています。

笑顔は人間の顔の中で最も「美しい顔」であり「強い顔」なんだそうです。

そして、「まだまだ、勝負はこれから。さあ、いくぜ」という言葉。
少年ジャンプの打ち切りマンガ最後の台詞みたいですが、この言葉は、感情を挑戦心あふれた状態に変える力を持っています。

坂井三郎さん。
太平洋戦争にて、撃墜王として君臨した天才戦闘機パイロットです。

戦闘機で相手と戦い、そして負けるということは、死を意味します。
そんな極限状態で勝負に挑んだ人の言葉は重いです。

天才だって、スランプはあります。
コンディション最悪、スタミナ低下。
そんな時は、それを意識した上で戦闘に臨めば、案外ミスをカバーすることができるそうです。

「潜時有意(せんじゆうい)」という言葉があります。
スランプに入ったら、悪ければ悪いなりに安定させ、その後の回復をはかるようにします。
そして、スランプの間に学ぶのです。

スランプを脱出するには、自分がパワーアップするしかありません。
他力本願ではない。
駄目な時こそ、粛々と鍛錬し、タイミングを待つ。
良いタイミングが来ても、そこで上昇できる実力が無いと意味がありませんものね。

色々書きましたが、要は自分の姿勢なんですよね。
自信をつけ、冷静に対処する事で、自ずと勝ちへ繋げる。

恐怖を拡大妄想させず、勝負の日に備え、コンディションを整えようと思います。

Posted by kanzaki at 2012年10月03日 22:45