2012年12月02日

触覚を意識した衣替え〜皮膚は色も識別できます

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(「万代ロマンチックサーカス」:ペットボトルをリサイクルしたクリスマスツリー)

大人の皮膚を広げると畳一畳分もあるそうです。
その為、脳が肌を通して得られる触覚の情報量は、非常に多いのです(地元新聞紙より)。

幼児にごわごわした肌着と、柔らかい肌着を身につけさせます。
一日遊んだ後、唾液中のストレスホルモンの濃度を測定してみます。
結果、ごわごわした肌着を着たほうが、ストレスが高いことが分かりました。

肌着だけではなく、シーツや枕カバーなどの寝具も、直接肌に触れるので、気づかないうちに脳に影響を与えています。

皮膚は色を識別できるそうです。
目隠しをして赤と青の紙に触れると、どちらの色か識別出来る人が20人中16人いた実験結果があります。

別の実験で、赤のシャツをしばらく着た場合、その人の体温は高くなりました。
反対に、青いシャツの場合、低くなりました。

皮膚には、「オプシン」という色を識別するタンパク質があります。
夏の暑いときは青系、冬の寒いときは赤系の肌着を着るなど、季節によって肌着の色や素材を変えてみると快適に過ごすことができます。

※※※

普段、「触覚」としてはあまり気にしないものですが、衣類の肌触りは、着た瞬間に感じますよね。
乾燥肌のせいか、冬になると特に敏感になります。
ストレスを和らげたければ、肌触りの良いものがいいのですね。

最近、我が家の洗濯機をドラム式に変えました。
節水面は良いのですが、衣類がごわごわしますね。
他の人に聞いても、ドラム式はみな同じ感想です。
洗剤であれこれ工夫してみても、さして効果がありません。
うーん、これは失敗だったかも。

最近はあまり、季節によって衣類を変えたりしなくなりました。
せいぜい、アウターを一枚余計に羽織るぐらい。
けれど、手持ちのものを「触覚」を意識して、季節ごとに使い分けるのは良いですね。

Posted by kanzaki at 2012年12月02日 21:06