2013年01月18日

志を立てるに晩年ということはない(ボールドウィン)〜40歳を過ぎて政界入りをして、2回首相になった男

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NIKKEIプラス1に、「覚えておきたい現代の名言」という記事がありました。
スポーツ選手や作家、タレントなど、現代の著名人の「名言」をアンケートし、ランキング形式で掲載しています。
各カテゴリの上位5位をご紹介します。



●落ち込んだとき元気になる名言

1位:人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている
(伊集院静/作家)

2位:ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ
(スティーブ・ジョブズ/アップル創業者)

3位:ろくな晩じゃねぇや。寝ちまえ 寝ちまえ 寝て起きりゃあ別の日だ
(漫画・百日紅(さるすべり)/杉浦日向子著)

4位:世の中ってオレより頭のいい人のほうが多いんだ
(高田純次/タレント)

5位:いつか、必ず、チャンスの順番が来ると信じなさい
(秋元康/プロデューサー)



●座右の銘にしたいのは

1位:強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ
(フランツ・ベッケンバウアー/元サッカー西ドイツ代表)

2位:自分がわかっていないことがわかるということが一番賢いんです
(鷲田清一/哲学者)

3位:一度地獄を見ると、世の中につらい仕事はなくなるんです。苦しい経験を若いうちにするからこそ、得られるものもある
(池上彰/ジャーナリスト)

4位:成功の反対は失敗ではなく、「やらないこと」だ
(佐々木則夫/サッカー日本女子代表監督)

5位:自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ
(マツコ・デラックス/タレント)



●仕事にやる気が湧いてくるのは

1位:前進できぬ駒はない
(中原誠/棋士)

2位:「仕事はナメてかかって、真面目にやれ」と思っている。俺は、どの仕事もそうしてきているんです
(テリー伊藤/演出家)

3位:自分を少し抑えて、肩の力を抜けば、仕事は長続きする
(関根勤/タレント)

4位:常に今日は明日の準備ですからね。今日やったことは必ず明日に返ってくるんです
(水谷豊/俳優)

5位:一人一人が自分の仕事をきちっとこなすこと。この個人プレーの連携が、真のチームプレーなのだ
(松尾雄治/元ラグビー選手)


※※※


私は、メディアに取り上げられる人は凄いと思いますが、真似しようと普通は思いません。
憧れるけれどね。
けれど、そんな彼らがインタビューなどで語る一言というのは、実に奥深いものです。
その短い言葉の中に、彼らが歩んだ人生が詰まっているからです。


私は現代の著名人の名言はよく知りません。
ですので、昔の人の言葉を一つご紹介します。


「志を立てるに晩年ということはない」


これは、ボールドウィン(1867-1947)というイギリスの政治家の言葉です。
彼が政界に入ったのは40歳を過ぎてからです。
しかし、2度も首相の経験があります。

●スタンリー・ボールドウィン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3


北条早雲は、70歳をすぎるまで全くの無名でした。
今では、「チート爺」の一人に上げられます。
ちなみにチート爺とは、主に世界の歴史上・アニメ・ゲームにて活躍する、老いてなお盛んな高性能じいちゃん達を示す言葉です。
彼らのラスボスは寿命のみ(お


また、伊能忠敬が日本地図の完成を目指したのは、50歳を過ぎてからです。
このように年齢は関係なく、やろうと決意をして、それを全力で貫き通せば、若い人を後から抜き去ることさえ出来るのです。


フランスの詩人・ユゴー(1802-1885)は、こう語っています。


「40歳は青年の老年期であり、50歳は老年の青年期である」


人生2回説というものがあります。
40歳で一応第1回目の人生の決算をして、あらゆる経験を生かして50歳からの第2回の人生を歩むのです。
生まれてから死ぬまで、人生はあまりにも引き返すことの出来ない一本道ですから、このように考えるのもありかと思います。
この言葉は、私のこれからの人生を楽しみにさせるだけの強い響きがあります。


※※※


ぎっくり腰の痛さで、仕事を休んでいました。
不意に座った際にやってしまいました。
重い物を持つ時とか、そういう時は大丈夫なのに、何気ない時にやってしまうのが怖いです。
みなさんもお気をつけて。

Posted by kanzaki at 2013年01月18日 23:14